新人オペ看護師の皆さん、そして指導者の皆様へ
「手術室に配属されたけれど、覚えることが多すぎて何から手をつければいいか分からない…」
「指導者になったけれど、1年間でどこまで教えればいいか迷っている…」
そんなお悩みを解決するために、【新人手術室看護師向けの1年間教育カリキュラム】を1冊の参考書をイメージして作成しました。
この目次(ロードマップ)に沿って学習・指導を進めることで、1年目で絶対に押さえておくべき基礎知識、器械出し、外回り、そして代表的な術式を網羅することができます。
チェックリストとしても使える完全版のカリキュラムです。ぜひ保存して、日々の振り返りや自己学習に役立ててください!
\オペ看1838人のリアルな声/
第1章:手術室看護の基礎知識(配属1ヶ月目)
まずは、手術室という特殊な環境におけるルールと、患者さんの安全を守るための絶対的な基礎を身につけます。
- ■ 1-1 手術室の環境とゾーニング(清潔・不潔の概念)
- ■ 1-2 手術時手洗い(スクラブ法・ラビング法)とガウンテクニック
- ■ 1-3 感染管理と滅菌法・消毒法の基本
- ■ 1-4 医療安全とリスクマネジメント(タイムアウト、針・ガーゼカウント、患者誤認防止)
- ■ 1-5 基本的なME機器の取り扱いと安全使用(電気メス、吸引器、無影灯)
- ■ 1-6 術前・術後訪問の目的と基本的な流れ
手術室の環境とゾーニング(清潔・不潔の概念)
手術時手洗い(スクラブ法・ラビング法)とガウンテクニック
感染管理と滅菌法・消毒法の基本
医療安全とリスクマネジメント(タイムアウト、針・ガーゼカウント、患者誤認防止)
基本的なME機器の取り扱いと安全使用(電気メス、吸引器、無影灯)
術前・術後訪問の目的と基本的な流れ
第2章:器械出し(スクラブ)看護の基本(2〜3ヶ月目)
術野で医師と直接関わる器械出し業務の基本を学びます。「ただ渡すだけ」ではなく、安全とスムーズな進行を意識します。
- ■ 2-1 器械出し看護師の役割と術野における心構え
- ■ 2-2 基本手術器械の名称・用途と正しい渡し方(メス、剪刀、持針器、鑷子、鉗子類など)
- ■ 2-3 縫合糸・縫合針の基礎(吸収糸・非吸収糸の違い、針の形状と選び方)
- ■ 2-4 器械台の展開と整理整頓(無駄のない動線づくりとカウントしやすい配置)
- ■ 2-5 術中の安全確認(器械落下時の対応、不潔になった際のリカバリー)
- ■ 2-6 術野の観察ポイント(出血量、術式の進行状況の把握)
器械出し看護師の役割と術野における心構え
基本手術器械の名称・用途と正しい渡し方(メス、剪刀、持針器、鑷子、鉗子類など)
縫合糸・縫合針の基礎(吸収糸・非吸収糸の違い、針の形状と選び方)
器械台の展開と整理整頓(無駄のない動線づくりとカウントしやすい配置)
第3章:外回り(サーキュレーター)看護の基本(4〜6ヶ月目)
患者さんの全身状態を管理し、手術室全体をコントロールする外回り業務の基礎を身につけます。
- ■ 3-1 外回り看護師の役割と他職種連携(マネジメントの視点)
- ■ 3-2 患者入室時の対応、本人確認、およびバイタルサインモニタリングの装着
- ■ 3-3 麻酔の基礎知識(全身麻酔、脊椎麻酔、硬膜外麻酔の仕組みと違い)
- ■ 3-4 全身麻酔で使用する具体的薬剤と作用
- ■ 3-5 局所麻酔で使用する具体的薬剤と作用・局所麻酔薬中毒の危険
- ■ 3-6 気道確保の介助(挿管・抜管時の看護と準備する物品)
- ■ 3-7 手術体位の固定と合併症予防(仰臥位、腹臥位、砕石位、側臥位等における神経障害・褥瘡予防)
- ■ 3-8 術中の輸液・輸血管理、出血量・尿量のカウント
- ■ 3-9 検体の取り扱いと提出のルール
外回り看護師の役割と他職種連携(マネジメントの視点)
患者入室時の対応、本人確認、およびバイタルサインモニタリングの装着
麻酔の基礎知識(全身麻酔、脊椎麻酔、硬膜外麻酔の仕組みと違い)
【よく使う麻酔薬と作用一覧】静脈麻酔薬・鎮痛薬・筋弛緩薬
吸入麻酔薬(デスフルラン・セボフルラン)とMAC
局所麻酔で使用する具体的薬剤と作用・局所麻酔薬中毒の危険
気道確保の介助(挿管・抜管時の看護と準備する物品)
手術体位の固定と合併症予防(仰臥位、腹臥位、砕石位、側臥位等における神経障害・褥瘡予防)
術中の輸液・輸血管理、出血量・尿量のカウント
検体の取り扱いと提出のルール
第4章:【基礎編】よくある術式の器械出し・外回り看護(7〜9ヶ月目)
基本的な知識を身につけたら、実際に各科の代表的・標準的な手術の流れを学びます。
- ■ 4-1 虫垂切除術(アッペ)
開腹と腹腔鏡の違い、緊急時の術前準備、汚染リスクの管理 - ■ 4-2 鼠径ヘルニア根治術
メッシュの取り扱い、局所解剖の理解 - ■ 4-3 帝王切開術(カイザー)
母体・胎児のWモニタリング、超緊急(グレードA)への対応スピード、器械出しのポイント - ■ 4-4 腹腔鏡下胆嚢摘出術(ラパコレ)
腹腔鏡手術の基本機器セットアップ、気腹の管理、開腹移行時の対応 - ■ 4-5 整形外科:大腿骨頸部骨折・転子部骨折(人工骨頭置換術・骨接合術)
牽引台の扱い、インプラントの準備、X線(Cアーム)使用時の被曝防護
虫垂切除術(アッペ)
鼠径ヘルニア根治術
帝王切開術(カイザー)
腹腔鏡下胆嚢摘出術(ラパコレ)
整形外科:大腿骨頸部骨折・転子部骨折(人工股関節置換・人工骨頭置換術・骨接合術)
第5章:【応用編】外科・中規模手術の器械出し・外回り(10〜11ヶ月目)
より複雑で時間のかかる手術に入り、応用力を鍛えます。
- ■ 5-1 開腹胃切除術・結腸切除術
消化管手術の術野展開(開創器の扱い)、長時間の体温・水分管理 - ■ 5-2 自動吻合器・縫合器(ステープラー)の構造と安全な渡し方
- ■ 5-3 ドレーン管理(各種ドレーンの種類・目的と固定の介助)
- ■ 5-4
その他の診療科別術式
開腹胃切除術・結腸切除術
自動吻合器・縫合器(ステープラー)の構造と安全な渡し方
ドレーン管理(手術でのドレーン留置目的・ドレーン位置・種類)
【術式別リアル解説】オペ室10年の経験を完全言語化した手術解説
第6章:緊急手術への対応と1年目の総まとめ(12ヶ月目)
1年間の集大成として、イレギュラーへの対応力と自立に向けた振り返りを行います。
- ■ 6-1 緊急手術時の心構えと優先順位のつけ方
- ■ 6-2 イレギュラー発生時の対応(大量出血時の急速輸血・ルート確保の介助、急変時の対応)
緊急手術時の心構えと優先順位のつけ方
イレギュラー発生時の対応(大量出血時の急速輸血・手術中のバイタルサイン変動・急変時の対応)
まとめ:1年間で焦らず確実に基礎を固めよう
手術室の看護は特殊であり、病棟の経験があっても最初は「ゼロからのスタート」に感じるかもしれません。
しかし、このカリキュラムに沿って1つ1つ知識と技術を積み上げていけば、1年後には必ず「どんな手術でもある程度流れが予測でき、安全を守れるオペ看護師」へと成長しています。
一気に全てを完璧にする必要はありません。まずは第1章の「安全の基本」から、焦らず一歩ずつ進んでいきましょう!
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