※医療・看護ケアや手順・器械は施設の方針に従ってください
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新人オペ看護師の皆さん、そして指導者の皆様へ
「手術室に配属されたけれど、覚えることが多すぎて何から手をつければいいか分からない…」
「指導者になったけれど、1年間でどこまで教えればいいか迷っている…」
そんなお悩みを解決するために、【新人手術室看護師向けの1年間教育カリキュラム】を1冊の参考書をイメージして作成しました。安全の基礎から器械出し、外回り、代表的な術式、1年目の振り返りまで、迷いにくい順番で整理しています。
4月の配属前に1年の見通しを持っておきたい人も、半年たって「自分だけ遅れている気がする」と焦っている人も、まずは今いる場所をこの地図で確かめてください。
チェックリストとしても使えるロードマップです。保存して、今月学ぶことを1つ選ぶために使ってください。
めろん🍈⚠️ 最初に確認:このロードマップは「標準の正解」ではなく学習の目安です
月数だけで独り立ちを判断せず、所属施設の教育計画・手順書・器械の添付文書と、指導者による到達度評価を優先してください。

📖 この記事の使い方(3ステップ)
- 下のロードマップからいま担当している業務に近い章を選ぶ
- 各章から「今週はこれ」と学ぶテーマを1つだけ決める
- 章末の「🎯この時期のゴール」を、指導者と到達度確認に使う
新人の到達度は4段階で見る
初めての業務に対する目標をいきなり「一人でできる」にする必要はありません。厚生労働省の考え方をこのロードマップ向けに置き換えると、次の4段階で見ると成長がわかりやすくなります。
| 段階 | 目安 | 例 |
|---|---|---|
| 知識としてわかる | 目的・注意点を説明できる | タイムアウトの目的を自分の言葉で話せる |
| 演習でできる | シミュレーションで手順を確認できる | 模擬器械や施設の教材で安全に練習する |
| 指導の下でできる | 指導者の監督・助言を受けて実施できる | 新人担当者と確認しながら入室対応を行う |
| 施設基準で自立 | 評価を受け、定められた範囲で実施できる | 担当術式の器械出し・外回りを基準どおり行う |
同じ1年目でも、経験した症例や教育方法は違います。「指導の下でできる段階」などと現在のレベルを言語化できれば、次の学習目標が見えやすくなります。
新人を教える側の見方は、新人オペ看が育つ手術室とは?指導者が見るべきことにまとめています。

【まずは理解度チェック!】この記事の内容をテスト
🗺️ 理解度チェック!新人オペ看ロードマップクイズ 全10問
1年間の学習ステップと押さえるべき基礎、どれだけ頭に入っていますか?
選択肢をタップすると、その場で正解と解説が表示されます。学習用の一般例なので、実践では自施設の手順・採用品・指導者の判断を優先してください。
配属前〜最初の1週間にやること
手術室の勉強は、現場で見たものを後から復習したときに一気につながります。
だから配属前は、広く浅く「言葉に慣れる」くらいで十分です。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 配属前(〜3月) | 清潔・不潔と手術時手洗いの記事を1回ずつ読む | 覚えようとしない。言葉を知るだけ |
| 配属1日目〜 | 教育計画・評価表・手順書の置き場所を確認する | 「自分はどこまでやっていいか」を知る |
| 最初の1週間 | プリセプターと、プリセプター不在時の相談先を確認する | 困ったときの聞き先を2人決める |
| 毎日の帰り際 | 今日わからなかった言葉を3つメモする | 5分で終わる量にする |
本だけで術式を予習しても、教科書で見る解剖図と実際に見る体の中は、あまりにも見え方が違い、術中は「今どこの場面?」の連続でした。
予習は2割、復習が8割。見たこと・教わったことを後から参考書で答え合わせするほうが、何倍も身につくと感じています。
「1週間で辞めたい」と感じたら
最初の1週間で「向いていないかも」と感じる人は少なくありません。
正直に言うと、1週間ではまだ何もわからないと私は思っています。
もしも「辞めたい」と感じたら。
辞めるかどうかを決める前に、「なぜ辞めたいと感じたのか」「何がつらいのか」について、一度具体的に考えてみてください。
気持ちがしんどいときの考え方は、手術室の新人が覚えられない・つらいときにまとめています。
1年目がつまずきやすい時期と乗り越え方
結論として、つまずきやすいのは「1人で判断する場面が急に増えたとき」です。時期を知っておくだけで、慌てずに準備できます。
| 場面 | 起きやすいこと | 対処法 |
|---|---|---|
| 5〜7月 ごろ | プリセプターの夜勤勤務などにより教育担当者が変更となる日が増え、指導方法の違いや、担当教育者に進捗状況が伝わっていないなどが起こり、困惑することも。 | 当日の担当教育者がプリセプターではない場合は、未実施のこと・教わった内容について自ら共有し、不明点については自己判断しないようにする。 |
| 初めての1人器械出し | 清潔野での器械台整理の段階で、「器械台上のどの部分から手をつければ良いのか」迷ってしまい、器械台準備の時間が足りない。 | 器械台上には器械だけでなく、滅菌ガウンやガーゼなどの医材が山のように積み重なっていることが多いので、まずは術中の使用器械を並べるための「スペース」を空けることが最優先です。 |
| 未経験の診療科での外回り看護 | 診療科特有の注意ポイントを知らないまま、他の診療科での外回り看護経験の延長で対応してしまう。 | 未経験の診療科を新たに担当する場合は、できれば前日までに診療科特有の特徴について先輩に確認しておく。 |
5〜7月:守ってくれる人がいない
私が1年目で苦しくなったのは、6月ごろでした。プリセプターも夜勤や不規則なシフトに入り、いつも隣にいてくれる状態ではなくなったのです。
困ったときの相談のしかたが身についていなかったので、自己判断で動いて先輩に怒られることもありました。
この時期は、「わからないときは手を止めて聞く」を最優先にしてください。
また、教育担当者が変わることで、指導方法の違いや進捗状況の共有不足に戸惑うこともあります。そのため、担当者が異なる日は、学習状況や未実施項目を自ら共有し、不明点は自己判断せず確認することが大切です。
初めての1人器械出し:手が止まった日
私が初めて1人で器械出しに入ったのは、婦人科の腹腔鏡手術でした。
ドレーピングのあと、黙って手を差し出す執刀医に何から渡せばいいかわからず、泣きそうになっていました。
それからは前日に、「器械台をどの順で整える?最初に何を渡す?次は?」を紙に書き出し、頭の中で手術を一度担当してから入るようにしました。
器械台の準備は器械台の展開方法、並べ方は器械出しの並べ方で確認できます。
初めての診療科:質問せずに帰りかけた
1年目のころ、翌日に初めての診療科の外回りを担当する予定がありました。
ほかの科の経験があったので「大丈夫だろう」と思い、診療科リーダーに何も確認しないまま帰ろうとしていました。
そのとき言われたのが、「初めて入る手術なのに、なんで何も質問してこないの?」という一言です。
言い方は怖かったけれど、言っていることは正しいと思いました。初めての科の前日は、診療科ならではの特徴について先輩に確認しておく。
これは今でも新人さんに伝えたい習慣です。
めろん🍈第1章:手術室看護の基礎(1ヶ月目)
まずは、手術室という特殊な環境のルールと、患者さんの安全を守るための土台を学びます。最初に優先するのはスピードではなく、わからない時に作業を止め、指導者へ確認できることです。
めろん🍈📚 この章で学ぶこと
- ■ 1-1 手術室の環境とゾーニング(清潔・不潔の概念)
- ■ 1-2 手術時手洗い(スクラブ法・ラビング法)とガウンテクニック
- ■ 1-3 感染管理と滅菌法・消毒法の基本
- ■ 1-4 医療安全とリスクマネジメント(タイムアウト、針・ガーゼカウント、患者誤認防止)
- ■ 1-5 基本的なME機器の取り扱いと安全使用(電気メス、吸引器、無影灯)
- ■ 1-6 術前・術後訪問の目的と基本的な流れ
手術室のゾーニングと清潔・不潔
💡 まずはここから。新人がつまずく清潔・不潔の判断を、動画つきでやさしく整理しています。
手術時手洗いとガウンテクニック
💡 スクラブ法とラビング法の違い、ガウンの着方を手順ごとに確認できます。
感染管理と滅菌法・消毒法の基本
💡 滅菌と消毒の違いがあいまいな人向け。現場での判断基準がスッと入ります。
医療安全(タイムアウト・カウント)
💡 タイムアウトとカウントが「なぜ必要か」まで腹落ちする、医療安全の基本まとめです。
ME機器(電気メス・吸引器・無影灯)
💡 電気メスや吸引器のトラブル対応まで。機器が苦手な人ほど役立ちます。
術前・術後訪問の目的と基本的な流れ
💡 術前・術後訪問で何を見て、何を聞けばいいか。流れがつかめます。
🎯 この時期のゴール|ここまでできればOK!
- ✅ 清潔・不潔(ゾーニング)の考え方を自分の言葉で説明できる
- ✅ 手術時手洗い・ガウンテクニックを施設基準に沿って、評価された範囲で実施できる
- ✅ タイムアウトと針・ガーゼカウントの目的が言える
💰 「オペ看って、責任の重さのわりに給料が安くない?」と感じているあなたへ
器械出しも外回りもオンコール待機もこなしているのに、給与明細を見るたびにため息——その違和感は気のせいではありません。オペ看の年収は病院の給与体系と手当の差で大きく変わります。「高給与のオペ室」で働けるかどうかは、頑張りの差ではなく探し方を知っているかどうかの差です。
第2章:器械出しの基本(2〜3ヶ月目)
術野でチームと連携する器械出し業務の基本を学びます。「ただ渡すだけ」ではなく、無菌操作、鋭利物損傷の予防、カウント、器械の完全性確認を土台にして、安全な手術進行を支えます。
めろん🍈📚 この章で学ぶこと
- ■ 2-1 器械出し看護師の役割と術野における心構え
- ■ 2-2 基本手術器械の名称・用途と正しい渡し方(メス、剪刀、持針器、鑷子、鉗子類など)
- ■ 2-3 縫合糸・縫合針の基礎(吸収糸・非吸収糸の違い、針の形状と選び方)
- ■ 2-4 器械台の展開と整理整頓(無駄のない動線づくりとカウントしやすい配置)
- ■ 2-5 術中の安全確認(器械落下時の対応、不潔になった際のリカバリー)
- ■ 2-6 術野の観察ポイント(出血量、術式の進行状況の把握)
器械出し看護師の役割と心構え
💡 「ただ渡すだけ」と言われがちな器械出しの本当の役割から。心構えづくりにどうぞ。
基本器械の名称と正しい渡し方
💡 コッヘルとペアンの見分けは最初の関門。一発で覚えるコツを参考にしてみてください。
💡 鉗子・鑷子の種類と渡し方は、こちらで続けてチェックできます。
💡 剪刀(ハサミ)の選び方と基本の渡し方はこちら。
💡 持針器と結紮糸の安全な渡し方はこちら。
💡 メスの渡し方とエネルギーデバイスの扱いはこちら。
💡 筋鉤(扁平鉤・フリッチ)のポイントはこちら。
💡 「エレバ取って」と言われて困る前に。違いをサクッと確認できます。
縫合糸・縫合針の基礎
💡 縫合糸のパッケージが読めると器械出しが一気に楽になります。保存版ガイドです。
器械台の展開と整理整頓
💡 器械台は「配置」で決まります。カウントしやすい並べ方の極意です。
術中の安全確認と術野の観察
結論は、おかしいと思ったら、その場で声に出して共有することです。自分だけで抱えて手術を進めないでください。
| こんなとき | 最初にすること | 理由 |
|---|---|---|
| 器械を落とした | 声に出して外回りへ伝え、代わりを出してもらう | 落ちた器械も数の管理に入るため |
| 不潔になった・疑わしい | 使い続けず、すぐ交換する | 疑わしい時点で清潔とはみなさない |
| 器械が足りない | 外回りへ伝えて出してもらう | 自分で清潔野を離れない |
| カウントが合わない | 執刀医と外回りへすぐ事実を伝える | 体腔が閉じる前に探すため |
日本手術医学会のガイドラインでも、器械や器材が不潔になった、または疑われる場合はすみやかに交換するとされています。
カウントについては、器械・ガーゼ・針など手術で使うすべての器材を数え、合わないときは術者へ直ちに報告し、チームで術野を探すとされています。
私がカウントが合わなかったときにしていた順番は、次のとおりです。
- まず執刀医と外回り看護師に「合わない」という事実を伝える
- 自分と外回りで、もう一度数え直す
- 執刀医に術野の中を見てもらい、残っていないか確かめてもらう
落とした器械の扱い、記録のしかた、X線で確認する基準は施設によって異なります。必ず自施設の手順書で確認してください。
術野の観察は、まず術野をよく見ることから始まります。執刀医と同じ目線で「次に何をするか」を考えると、渡す器械が先に見えてきます。
ガーゼや吸引の出血が急に増えたと感じたら、それも外回りと共有したい変化です。
🎯 この時期のゴール|ここまでできればOK!
- ✅ 基本器械の名称・用途・注意点がわかり、施設手順に沿って安全に渡せる
- ✅ 指導の下で器械台を展開し、カウントしやすく整理できる
- ✅ 器械落下・不潔時のリカバリー手順が言える
→ 「看護師辞めたい」は甘え?318人のリアルな声と「職場に行けなくなった日」の実体験
第3章:外回りの基本(4〜6ヶ月目)
外回り看護師は、患者さんの状態を継続して観察し、麻酔科医・外科医・器械出し看護師などと情報を共有しながら、安全な環境とケアを調整します。
麻酔管理そのものは麻酔担当医の役割であり、看護師は指示と施設手順に沿って介助・観察・報告を行います。
めろん🍈📚 この章で学ぶこと
- ■ 3-1 外回り看護師の役割と他職種連携(マネジメントの視点)
- ■ 3-2 患者入室時の対応、本人確認、およびバイタルサインモニタリングの装着
- ■ 3-3 麻酔の基礎知識(全身麻酔、脊椎麻酔、硬膜外麻酔の仕組みと違い)
- ■ 3-4 全身麻酔で使用する具体的薬剤と作用
- ■ 3-5 局所麻酔で使用する具体的薬剤と作用・局所麻酔薬中毒の危険
- ■ 3-6 気道確保の介助(挿管・抜管時の看護と準備する物品)
- ■ 3-7 手術体位の固定と合併症予防(仰臥位、腹臥位、砕石位、側臥位等における神経障害・褥瘡予防)
- ■ 3-8 術中の輸液・輸血管理、出血量・尿量のカウント
- ■ 3-9 検体の取り扱いと提出のルール
外回り看護師の役割と他職種連携
💡 外回りの全体像と、他職種とどう動くかがわかる入門記事です。
入室時の本人確認とモニター装着
💡 入室時の本人確認とモニター装着。落とし穴になりやすい点を整理しています。
麻酔の基礎知識(全身・脊椎・硬膜外)
💡 全身・脊椎・硬膜外の違いを、観察ポイントつきで比較できます。
よく使う静脈麻酔薬・鎮痛薬・筋弛緩薬
💡 よく使う麻酔薬を一気に整理。薬剤が苦手な人の最初の1本におすすめです。
吸入麻酔薬とMAC
💡 セボとデスの違い、MACの意味がわかると麻酔の見え方が変わります。
局所麻酔薬と局所麻酔薬中毒
💡 局所麻酔薬中毒(LAST)は知らないと怖い合併症。ここで押さえておきましょう。
気道確保の介助(挿管・抜管)
💡 挿管・抜管介助の準備物品と流れを確認。デビュー前の予習にどうぞ。
手術体位の固定と合併症予防
💡 体位別の神経障害・褥瘡予防を実践目線で。外回りの必修テーマです。
輸液・輸血管理と出血量・尿量
💡 輸血の種類と出血・尿量カウントの基本。急変時に効いてきます。
検体の取り扱いと提出のルール
💡 検体の取り扱いは失敗できない業務。提出ルールをここでマスターできます。
🎯 この時期のゴール|ここまでできればOK!
- ✅ 全身麻酔の導入〜覚醒の流れが頭に入っている
- ✅ 挿管介助の物品を施設手順に沿って準備し、確認を受けられる
- ✅ 体位別の神経障害・褥瘡予防ポイントが言える
- ✅ 出血量・尿量を施設の方法で測定し、変化とあわせて報告できる

🔰 勉強より先に、環境がしんどい1年目さんへ
「先輩が怖くて毎日萎縮してしまう」「このままオペ室でやっていけるのか不安」——そんな状態だと、どれだけ勉強しても身につきません。1年目でも転職はできるし、環境を変えるのは甘えではありません。
第4章:よくある術式(3〜6ヶ月目)
基礎を学んだら、自施設で経験する頻度が高く、教育担当者が選んだ術式から学びます。ここで挙げる術式は例であり、診療科や症例数によってデビュー順は変わります。
めろん🍈📚 この章で学ぶこと
虫垂切除術(アッペ)
💡 新人が最初に入ることの多いラパロアッペ。手順と使用器械を予習できます。
鼠径ヘルニア根治術
💡 ヘルニアはメッシュの扱いがカギ。手順マニュアルを参考にしてみてください。
帝王切開術(カイザー)
💡 緊急帝王切開の名称・区分・目標時間は施設で異なります。自施設の招集方法と役割分担を先に確認したうえで、予習に使ってください。
腹腔鏡下胆嚢摘出術(ラパコレ)
💡 ラパコレは腹腔鏡の基本形。気腹や機器セットアップもここで学べます。
大腿骨頸部・転子部骨折の手術
💡 THAの手術手順はこちら。整形外科の術式全体は整形外科の術式まとめで見渡せます。解説動画もあるので、あわせて参考にしてみてください。
💡 大腿骨頸部骨折で多いBHA(人工骨頭)の手順はこちら。
💡 骨接合・髄内釘はこちら。整形の器械に慣れる第一歩に。
🎯 この時期のゴール|ここまでできればOK!
- ✅ 自施設で担当する代表術式の目的と大きな流れを説明できる
- ✅ 緊急帝王切開での連絡方法と自分の役割を、施設手順に沿って確認できる
- ✅ Cアーム使用時に、施設の放射線安全手順・防護具・個人線量計・距離と遮蔽を確認できる
第5章:担当術式を広げる(7〜11ヶ月)
基礎で身につけた安全確認を崩さず、担当術式の幅を少しずつ広げます。難易度や手術時間だけで進めず、患者リスク、術式の経験数、指導体制を含めて担当可否を判断します。
めろん🍈📚 この章で学ぶこと
開腹胃切除術・結腸切除術
💡 胃全摘とルーワイ再建。消化器の山場を図解で整理しています。
💡 腹腔鏡下右半結腸切除の手順はこちら。
💡 下行結腸切除とDST吻合のポイントはこちら。
自動吻合器・縫合器の構造と渡し方
💡 ステープラーは構造がわかると渡し方が変わります。完全ガイドです。
ドレーンの目的・位置・種類
💡 ドレーンの目的と位置は術後観察にも直結。ここで整理しておきましょう。
術式別のリアルな手術解説
💡 もっと多くの術式を予習したい人は、術式別まとめから探せます。
🎯 この時期のゴール|ここまでできればOK!
- ✅ 開創器を使う消化管手術の術野展開がわかる
- ✅ 使用製品の添付文書・施設手順に沿って、ステープラーの確認点と安全な受け渡しを説明できる
- ✅ 主要なドレーンの目的と留置位置が言える
あわせて読みたいテーマ別記事
本文で紹介しきれなかった関連記事をテーマ別にまとめました。つまずいたテーマから読んでみてください。
→ 【手術室看護師から転職できる?】病棟経験なしの不安にオペ看10年目が回答
第6章:緊急手術への備え(12ヶ月目〜)
1年間の集大成として、急変時に一人で抱え込まないための連絡・招集・役割分担を確認し、2年目へつなぐ振り返りを行います。緊急対応は自己判断で進めず、施設の緊急手順と指揮命令系統に従います。
めろん🍈📚 この章で学ぶこと
- ■ 6-1 緊急手術時の心構えと優先順位のつけ方
- ■ 6-2 イレギュラー発生時の対応(大量出血時の急速輸血・ルート確保の介助、急変時の対応)
緊急手術時の心構えと優先順位のつけ方
💡 緊急手術の優先順位と心構え。「焦らないため」の予習に最適です。
🍈 このロードマップで後輩指導をしている5〜10年目のあなたへ
新人を育てられるほどの経験があるのに、「5年いても給料が変わらない」「オペ室手当もオンコール手当もゼロ」——それは努力不足ではなく、病院の給与体系や手当の違いが影響しているかもしれません。器械出し・外回り・後輩指導の経験は、求人を比較する際に具体的に伝えられる強みです。
大量出血・急変時の対応
💡 大量出血・急変時の考え方を確認できます。実際の輸血準備・投与・加温は、医師の指示、施設の大量出血プロトコル、血液製剤・機器の手順に従ってください。
10年でたどり着いたオペ看の勉強法
💡 最後に、10年目が辿り着いた最速勉強法。動画も参考にしてみてください。
12ヶ月目は安全に働く土台を振り返る
1年目の終わりに、すべての術式を経験している必要はありません。次の5項目を指導者と振り返り、2年目に伸ばすテーマを1〜2個に絞りましょう。
- 患者安全:患者確認、タイムアウト、カウントで疑問を声に出せる
- 感染管理:清潔が保てない可能性を認識し、止めて相談できる
- 器械出し:担当術式で器械の用途と危険を説明できる
- 外回り:患者の変化を観察し、必要な相手へ簡潔に報告できる
- 緊急時:自施設の招集方法、救急物品、輸血・急変対応の流れを確認できる
「指導の下でできる」が残っていても問題ありません。症例数が少ない、教育担当者と勤務が合わない、心身の不調があるなど、本人だけでは変えられない要因もあります。
評価は一度きりの判定ではなく、次の支援方法を決めるために使います。

オペ看めろんの直接講義シリーズ

🎯 この時期のゴール|ここまでできればOK!
- ✅ 緊急手術で「今なにを優先すべきか」を考えられる
- ✅ 大量出血時の招集方法、報告先、自分の担当を施設手順に沿って確認できる
- ✅ 1年間の学びを振り返り、2年目の課題を言葉にできる
新人オペ看の1年目によくある質問
ここでは、配属前後の新人さんからよく聞かれる4つに答えます。
Q. 何ヶ月で独り立ちできる?
一律の月数はありません。施設の教育計画、診療科、経験した症例数によって大きく変わります。
このロードマップの月数も目安です。「自立」は月数ではなく、施設の評価で決まると考えてください。
Q. 配属前に勉強しておくことは?
清潔・不潔と手洗いの考え方を、1回読んでおけば十分です。詳しい勉強は配属後に、見たものを復習する形のほうが身につきます。
Q. 同期より遅れていて不安です
同じ1年目でも、入った手術も指導者も違います。比べるなら同期ではなく、先月の自分です。
上の4段階で「いまはどの段階か」を言葉にして、指導者と次の目標を1つ決めましょう。
Q. 勉強ノートはどう作る?
私は1年目に、色ペンで清書したきれいなノートを作っていました。でも、時間がかかるわりに現場では役に立ちませんでした。
最終的に一番使えたのは、院内の手術手順書のコピーに、注意点や執刀医ごとの違いを書き込んだものです。作り方は勉強ノートの作り方で紹介しています。

まとめ:1年かけて焦らず基礎を固める
手術室看護は専門性が高く、看護師経験があっても最初は「ゼロからのスタート」に感じることがあります。けれど、安全の基礎から1つずつ積み上げれば、担当する手術の目的と流れが少しずつ見えるようになります。
一気にすべてを完璧にする必要はありません。月数は競争ではなく、学習テーマを選ぶための目安です。まずは第1章の「安全の基本」から、今週取り組むことを1つだけ選びましょう。
参考文献
- 厚生労働省.新人看護職員研修ガイドライン改訂版について.平成26年2月(2026年8月15日閲覧).
- 日本手術看護学会.手術室看護師の「臨床実践能力の習熟度段階」(クリニカルラダー)2020年改訂版.2020.
- 日本手術看護学会 安全管理委員会.JONA周術期安全チェックリストガイド2024.2024年12月.
- 日本手術医学会.手術医療の実践ガイドライン(改訂第三版).手術医学.2019;40(Suppl):S16・S35(カウント不一致時の対応)・S68(不潔時の交換)・S77(器械・ガーゼ・針のカウント).
- 日本手術看護学会 監修.手術看護業務基準(改訂第2版).2025年9月.
◆ ごあいさつ
初めまして、オペ看めろん🍈です。
この度は、数多くある文献の中から
この記事を選んでくださり、本当にありがとうございます。 🙇
より分かりやすくお届けできるよう、
記事は今後も 適宜、加筆・改善 してまいります。
◆ コメントのお願い
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皆さまのお声を、 今後の加筆や改善の参考 にさせていただきます。
【恐怖ゼロへ!オペ看護が楽しくなる!】
をモットーに、オペ看勉強まとめを作成しております。
この記事が少しでも
あなたの力になれたら嬉しいです。
オペ看めろん🍈
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