※医療・看護ケアや手順・器械は施設の方針に従ってください
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新人オペ看あるある、こんなお悩みありませんか?
- 外回りって結局なにをしているのか、いまいち分からない
- あちこちから呼ばれて、何から手をつければいいか固まってしまう
- 言われた物品を運ぶだけで終わっている気がする
指導する先輩からも「外回りは範囲が広すぎて、新人にうまく言葉で教えられない」という声をよく聞きます。
この記事では、外回り看護師の役割を「1件の手術の流れ」と「迷ったときの優先順位」に分けて整理します。
私も1年目のころ、外回りで優先順位がつけられずに落ち込んだ日がありました。手術室で10年働いてきた中で身につけた考え方もまじえて、明日の外回りで使える形にまとめます。
\オペ看1838人のリアルな声/
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手術室のマネジメント視点と他職種連携、外回りの役割どれだけ頭に入っていますか?
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外回り看護師とは|仕事の全体像
外回り看護師は、清潔野の外から患者さんと手術室全体を見て、手術が安全に進むよう人・物・情報をつなぐ看護師です。

手術医療の実践ガイドライン(日本手術医学会)では、外回り看護師の役割を「患者が安全に安心して安楽に手術医療を受けることができるように関わること」としています。
そのために、術前の情報から患者さんを評価し、手術に関わる職種のあいだの調整役を担います。さらに、患者さんの代弁者として患者さんを守る役割もあると書かれています。
麻酔がかかった患者さんは、痛い・苦しい・寒いを自分で伝えられません。外回りは、その声の代わりになる存在です。
器械出し看護師との違い
| 比べる点 | 器械出し | 外回り |
|---|---|---|
| 立つ場所 | 清潔野の中(滅菌ガウン・手袋) | 清潔野の外 |
| 主に見るもの | 術野と術者の手元 | 患者さんの全身・部屋全体・チーム |
| 主な仕事 | 器械の準備と受け渡し・カウント | 準備・麻酔の介助・体位・記録・連絡・申し送り |
| 触れるもの | 滅菌物 | 滅菌物以外(清潔野へは滅菌操作で出す) |
器械出しが術野の「近く」を見る役なら、外回りは部屋全体の「遠く」まで見る役です。どちらか一方だけでは手術は進まず、2人で1つのチームとして動きます。
器械出しの役割は器械出し看護師の役割と心構えで詳しくまとめています。外回りが器械出しを兼ねる場面や、外回りが2人つく手術もあるので、役割分担は施設の決まりに従ってください。
外回り看護師の役割は大きく5つ
外回りの仕事は多く見えますが、「患者安全・環境・手術進行・他職種連携・トラブル対応」の5つに分けると整理しやすくなります。

| 役割 | 主な仕事 | 1年目がまず意識すること |
|---|---|---|
| ①患者安全 | 本人確認・タイムアウト・体位固定・皮膚の保護 | 確認は省略しない |
| ②環境管理 | 室温・機器の配置・扉の開閉・コード類 | 人の動線をふさがない |
| ③手術進行 | 物品の補充・時間の管理・次の展開の準備 | 術野とモニターを交互に見る |
| ④他職種連携 | 医師・臨床工学技士・放射線・病理・輸血部門との連絡 | 誰に何を伝えるかを決める |
| ⑤トラブル対応 | 急変時の応援要請・物品や人の手配 | 1人で抱えず、すぐ人を呼ぶ |
① 患者安全の確保
執刀前のタイムアウトでは、患者さん・手術部位・術式を確認します。ガイドラインでは、執刀前の確認には手術室内のすべてのメンバーが参加する必要があるとされています。
体位固定では、神経障害や褥瘡を防ぎます。固定したあとは、体の位置関係や圧迫の危険がないかを、看護師・外科医・麻酔科医で確認して合意することが求められています。
電気メスの対極板の貼り方や、消毒液が体の下にたまっていないかも外回りが確認します。くわしくはタイムアウトとは、手術体位の固定と合併症予防、電気メスとバイポーラの違いを参考にしてください。
② 環境管理
ガイドラインでは、患者さんの入室前に室温を26〜28℃くらいに調節し、手術台や掛け物を温めておくよう示されています。手術が始まったあとは、術者の希望する温度に設定します。
室温を下げる時間帯は、加温装置や掛け物で患者さんの体温を守ります。方法は施設によって異なるので、術中体温管理と低体温予防もあわせて確認してください。
麻酔器・医療機器・器械台は、麻酔の管理と術野の邪魔にならない位置に置きます。コード類が医師や器械出しの足元を横切らないようにするのも外回りの仕事です。
③ 手術進行の管理
追加の物品を出す、麻酔時間やターニケット時間を管理する、次の展開に必要なものを準備する。これが手術進行の管理です。
ガイドラインでは、術式や患者さんの状態から必要なものを予測し、必要なタイミングで出せるよう入室前に準備しておくとされています。
手術がスムーズに進むと、麻酔がかかっている時間を短くすることにもつながります。
④ 他職種との連携
執刀医、麻酔科医、臨床工学技士、診療放射線技師など、手術室に出入りする職種をつなぐのが外回りです。連携のくわしい中身は後半の見出しで説明します。
⑤ トラブル対応
ガイドラインでは、患者さんの急変時は外回り看護師または麻酔科医が、ためらわずに緊急コールをかけて人手を集めるとされています。
応援を呼ぶことは恥ずかしいことではないとも書かれています。
大量出血などの急変対応の流れは手術中の急変対応マニュアルにまとめています。
手術の流れ|入室前から退室まで
外回りの仕事は「入室前」「入室〜執刀」「術中」「終了〜退室」の4つの場面で、することがほぼ決まっています。

| 場面 | 外回りがすること | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 入室前 | 情報収集・部屋の準備・機器の始業点検・室温の調整 | 特殊な体位や機器がないか |
| 入室〜執刀 | 申し送り・本人確認・モニター装着・麻酔導入の介助・体位固定・タイムアウト | 体位固定後の全員での確認 |
| 術中 | 物品の補充・カウント・出血量やin-outの把握・記録・連絡 | 術野とモニターの両方を見る |
| 終了〜退室 | 覚醒・抜管の介助・皮膚の確認・病棟への申し送り | 皮膚の発赤と術中に入れたライン |
入室前:情報収集と部屋の準備
カルテから既往歴、アレルギー、感染症、関節の動きの制限などを確認し、必要な体位と物品を予測します。術前訪問で聞いた患者さんの不安も、ここで思い出しておきます。
ガイドラインでは、手術の内容に応じた医療機器の始業前点検を行っておくことが望ましいとされています。麻酔器を含む機器は、患者さんが入室する前に準備して点検します。
術前訪問の流れは術前訪問・術後訪問の目的と流れ、機器の点検は手術室のME機器で確認できます。
入室〜執刀:最初の5分でやること
🍈 めろんが外回りでしていたこと
外回りで入室の最初の5分に私が必ずやっていたのは、患者さんの入室対応とモニターの装着でした。
術中に使う抗生剤を病棟から持ってきている場合は、溶解などの準備もこのタイミングでしていました。
入室時は、病棟看護師から申し送りを受けます。ガイドラインでは、最終のバイタルサイン、絶飲食の確認、術前の内服薬の有無、既往歴、禁忌事項などを受け取るとされています。
麻酔導入のときは呼吸や循環が変わりやすいため、外回りは麻酔科医の介助につきます。導入中に尿道カテーテルの留置など体が動く処置をするときは、麻酔科医の同意を得てから行います。
入室時の確認は手術室の入室時対応、導入の流れは全身麻酔から挿管までの流れにまとめています。
術中:術野とモニターを交互に見る
術野の進み具合、出血、モニターの数値、器械出しの手元を順番に見ていきます。ガイドラインでも、術野の状況・モニターのデータ・体の観察を合わせて判断しながら看護をすると書かれています。
カウントは器械出しと外回りのダブルカウントで行います。手術開始前のカウントはその後の基準になるので、ここで数をきちんと合わせておくことが大切です。
出血量・尿量・輸液量などのin-outや、摘出した検体の扱いも外回りの担当です。輸血の種類と術中の輸液管理、手術検体の取り扱いルールもあわせて読んでみてください。
終了〜退室:申し送りまでが仕事
抜管のときは、嘔吐や喉頭けいれんが起こりやすくなります。挿管で使った器具をすぐ使えるように整えておき、麻酔科医の指示で退室します。
🍈 めろんが申し送りで伝えていたこと
病棟への申し送りで私が最初に伝えていたのは、予定どおりの術式で終わったか、予定と違うことがなかったかでした。
そのうえで、病棟に戻ってからも見続けてほしいことを重点的に伝えていました。
- ドレーンの本数と性状
- 手術室で入れたルートの本数
- 輸液量と出血量などのin-out
- 術中の体位と皮膚の状態(発赤があれば色・大きさ・消えるかどうか)
- 使った鎮痛薬や、呼吸抑制のある薬(フェンタニルなど)と使った時間
とくに呼吸抑制のリスクがある薬は、何時に使ったかまで伝えるようにしていました。病棟で呼吸の観察をするときの手がかりになるからです。
外回りは人・物・時間を管理する
外回りのマネジメントとは、限られた人・物・時間を使って、患者さんの安全と手術の完遂を両立させることです。

| 資源 | 見ていること | 声かけの例 |
|---|---|---|
| 人 | 手が空いている人・休憩・応援が必要か | 「15分だけ交代をお願いできますか」 |
| 物 | 在庫・追加の物品・機器が動いているか | 「ガーゼ残り2枚です。追加を出します」 |
| 時間 | 手術の進み具合・次の患者さん | 「閉創に入ったので、次の部屋に連絡します」 |
すべての土台は「気づく力」
出血が増えてきた、器械出しが困っている、麻酔科医が急いで薬を準備している。こうした部屋の小さな変化に早く気づけるかどうかが、外回りの動きを大きく変えます。
気づく力は、才能というより「見る順番」を決めておくことで育ちます。1つの作業が終わるたびに、患者さん→モニター→術野→器械出しの順に目を向けるだけでも、見落としは減っていきます。
優先順位は患者さんへの影響で決める
頼まれごとが重なったときは、患者さんへの影響が大きい業務を先にします。
手術医療の実践ガイドライン(日本手術医学会)でも、外回りの業務は多岐にわたるため、同時に発生したときは患者に対する影響度が大きい業務を優先すべきとされています。
外科医や麻酔科医はそれを理解しなくてはならない、とも書かれています。
迷ったときの3つの質問
- 今、何が起きているか(術野・バイタル・スタッフの動き)
- 次に、何が起こりそうか(必要な物品・起こりうるリスク)
- そのために、今の自分がすることは何か
例:同時に頼まれたら
| 同時に起きたこと | 先にすること | 理由 |
|---|---|---|
| 血圧が下がり麻酔科医が薬を準備中/器械出しから糸の追加 | 麻酔科医に必要な介助を確認する(糸は待てるか器械出しに一言聞く) | 循環の変化は患者さんへの影響が大きい |
| ガーゼカウントが合わない/記録の入力 | カウントの確認と術者への報告 | 体内遺残を防ぐことが先 |
| 次の患者さんの準備の電話/体位のずれに気づいた | 体位の確認と報告 | 神経障害や皮膚障害を防ぐ |
迷ったときは、1人で決めなくて大丈夫です。「〇〇と△△、どちらを先にしますか」と麻酔科医や先輩に聞いてください。
手術開始までの動き方は外回り看護の優先順位でさらにくわしく書いています。
🍈 めろんの新人時代
1年目の私が最初に「向いてないかも」と思ったのは、外回りで患者さんの入室からの流れの中で、優先順位をつけて動けなかったときでした。
あとで振り返ってみると、私には周りに確認せずに自己判断してしまう癖がありました。分からないことを聞くのが怖くて、自信がないまま動いてしまっていたんです。
それからは、一時的に怒られることがあっても、分からないことは先に聞いて解決してから動くようにしました。
他職種連携|外回りはチームの連絡窓口
外回りは、手術室の中のメンバーと、手術室の外の部署をつなぐ連絡窓口です。

ガイドラインでは、外回り看護師は器械出し・外科医・麻酔科医だけでなく、臨床工学技士、薬剤師、診療放射線技師や、臨床検査部・病理部・輸血部などとの連携を図る必要があるとされています。
| 相手 | 外回りが伝えること・頼むこと | ポイント |
|---|---|---|
| 執刀医 | 出血量・カウントの結果・追加物品の確認 | 数字で短く伝える |
| 麻酔科医 | 術野の出血や操作の変化・体位変換 | 麻酔科医が何を見ているか想像する |
| 臨床工学技士 | 機器の不具合・設定の確認 | 機器名と症状をセットで伝える |
| 病理・輸血部門 | 迅速診断の検体・輸血の依頼 | 急ぎかどうかをはっきり伝える |
手術室の外の部署に連絡するときは、相手の状況も考えながら話します。ただし緊急のときは、緊急であることを適切に伝えることが必要だとガイドラインにも書かれています。
🍈 めろんが意識していたこと
麻酔科医との連携で私が意識していたのは、麻酔科医の視点に立つことでした。
モニターのどの数値を見て何を考えているのか、患者さんのどんな様子を見ているのかを、同じ目線で考えるようにしていました。麻酔科の研修医向けの参考書が、とても役に立ちました。
「言われる前に動く」と信頼される
「〇〇先生、△△を準備しておきましょうか」と、相手が求める前に声をかけられると、チームからの信頼はぐっと上がります。
先回りといっても、勝手に出すこととは違います。準備したいものを一言伝えて、確認をとってから動くのが基本です。
執刀医の機嫌が悪い日も態度は変えない
手術室の人間関係で悩む人は少なくありません。私自身、執刀医の機嫌が悪い日も、特別にご機嫌をとることはせず、いつもどおりの態度で接するようにしていました。
こちらの気持ちまで引っぱられないように気をつけながら、必要なことは短く伝わる言葉で伝える。それが結果的に、患者さんの安全を守ることにもつながっていたと思います。
伝わる話し方|復唱・指差し・SBAR
手術室の会話は「明確・簡潔・正確」が基本で、聞き間違いを防ぐ型を使うと新人でも伝わりやすくなります。
- 復唱(コールバック):「ガーゼ10枚追加ですね」と繰り返す
- 指差し確認:薬剤やカウントの対象を指して声に出す
- SBAR:状況→背景→評価→提案の順で報告する
| SBAR | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| S(状況) | 今起きていること | 「血圧が80台に下がっています」 |
| B(背景) | 経過や関係しそうなこと | 「5分前から出血が増えています」 |
| A(評価) | 自分の判断 | 「出血による低下かもしれません」 |
| R(提案) | してほしいこと | 「輸液の追加を準備しましょうか」 |
マスク越しで機械の音も多い手術室では、短い言葉ではっきり伝えることが大切です。報告の前に、頭の中でSBARの順番に並べてから話すと落ち着いて伝えられます。
「あれ?」と思ったら声に出す
ガイドラインでは、手術チームのすべてのメンバーが積極的に情報を発信して共有し、疑問がある場合は説明を求めるべきとされています。
リーダーとなる医師には、発言を促す役割があるとも書かれています。
新人でも、違和感に気づいたら声に出してください。手術室での沈黙は、患者さんにとって最大のリスクになります。
新人が外回りでつまずきやすい3つのこと
新人のつまずきの多くは、能力ではなく、経験と「どう考えて動くか」の型がまだないことから来ています。

| つまずき | よくある場面 | 対策 |
|---|---|---|
| 優先順位が分からない | あちこちから呼ばれて固まる | 患者さんへの影響で順番をつける |
| 全体が見えない | 物品の補充に必死で術野を見ていない | 作業のたびにモニターと術野を見る |
| 声をかけられない | 忙しそうな医師に確認できない | 「今よろしいですか」と一言添えて聞く |
🍈 めろんの新人時代
1年目のとき、翌日に初めて入る診療科の外回りを担当することになりました。他の診療科の経験があったので「大丈夫だろう」と思い、診療科リーダーに何も確認せずに帰ろうとしていたんです。
そのとき、リーダーから「初めて入る診療科手術なのに、なんで何も質問してこないの?明日はわからないことは何もなくて完璧に動けるんだね!」と言われ、泣きそうになりました。
言い方は怖かったけれど、先輩の言っていることは正しいと思いました。それからは、初めての手術の前日は必ず質問を持って帰るようにしました。
うまくいかない日があっても、自分を責めすぎなくて大丈夫です。気持ちが沈んだ日は「手術室看護師、向いてない」と感じた夜に伝えたいことも読んでみてください。
1年目の仕事の全体像は手術室看護師1年目の仕事内容と1日の流れにまとめています。
初めての外回りの前日にやっておくこと
前日に手術を頭の中で1回通しておくと、当日の「次なにする?」がぐっと減ります。
- 術式・体位・麻酔方法を確認する
- 患者さんの既往歴・アレルギー・関節の動きの制限を確認する
- 使う機器と特殊な物品を書き出す
- 入室から退室までの流れを紙に書き、頭の中で1回担当してみる
- 分からないことは、帰る前に診療科リーダーや先輩に聞く
- 院内の手順書に、体位固定や確認事項のメモを書き込む
🍈 めろんの前日準備
私は前日に、手術の流れを紙に書き出して、頭の中で一度担当してみるようにしていました。
ノートは色ペンできれいにまとめるのをやめて、院内の手順書のコピーに書き込む形に変えました。外回りの体位固定や除圧、術前術後の確認事項、先輩から教わったコツもそこに足していき、迷ったときにすぐ開ける自分用のカンペに育てていきました。
手術が終わったら、着替える前の5分でその日の反省をメモしていました。
ノートの作り方は手術室看護師の勉強ノートの作り方、1年目に覚えることの順番は1年目オペ看の学習ロードマップで紹介しています。
指導者の方へ|判断の理由を言葉で教える
外回りの動きは頭の中の判断で決まるため、見せるだけでなく、判断の理由を言葉にして伝えることが近道です。

伝わりにくい指導
- 「とりあえず先輩の動きを見て覚えて」:判断の中身は見ているだけでは分からない
- 「なんであれをやってないの!」:なぜ今それが優先なのかが伝わらない
伝わりやすい指導
- 優先順位の理由を伝える:「今は血圧が下がっているから、麻酔科医の介助が先だよ」
- 自分の判断を言葉にする:「モニターがこう変わったから、私はこう動いたよ」
- 目標を小さくする:「今日は入室からタイムアウトまでができたら100点」
🍈 めろんが指導で大切にしていたこと
診療科リーダーとして新人指導にあたっていたとき、私は「今日は〇〇ができたら100点」と小さな目標を一緒に決めていました。
失敗を責めるのではなく、自分の新人時代の失敗談も話しながら、次にどう準備するかを一緒に振り返るようにしていました。
術後の振り返りがいちばんの教材
手術が終わったあとの短い振り返りが、もっとも効果的な教育の場になります。「あのとき、AとBのどちらを先にすればよかったと思う?」と問いかけると、考え方の引き出しが増えていきます。
外回り看護師のよくある質問
1年目からよく聞かれる外回りの疑問を4つまとめます。
Q. 外回りと器械出し、どちらが先?
施設によって異なります。どちらか一方から始める施設も、並行して覚えていく施設もあります。
配属先の教育計画を先輩に確認しておくと安心です。
Q. 外回りの記録には何を書く?
ガイドラインでは、手術看護記録は術前訪問から術後訪問までの過程を記録したもので、看護に必要な情報・看護計画・経過記録で構成されるとされています。
実際の項目は施設の様式に従います。
急変が起きたときは、その時点から時間を追って書く記録に切り替えます。新しく入れたラインや行った処置、実施者も残します。
Q. 急変時、新人は何をする?
まずは人を呼ぶことです。ガイドラインでは、その部屋の担当看護師が麻酔科医への状況報告と記録を行い、応援者がその補助にあたるのが望ましいとされています。
自分が何を担当するかは、施設の急変対応の手順で事前に確認しておきましょう。
Q. 外回りにやりがいはある?
私自身、器械出しと外回りはやりがいの形が違って、どちらも好きでした。「今日はうまくいった」と思えたのは、チームでうまく協力しながら動けた日です。
外回りは、患者さんとチームの両方を支えられるポジションだと私は思います。
まとめ|外回りは手術室全体を回す看護師
外回り看護師は、物品を運ぶ係ではなく、患者さんの代わりに声をあげ、手術室全体を回していく看護師です。
- 役割は「患者安全・環境・手術進行・他職種連携・トラブル対応」の5つ
- 1件の手術は「入室前・入室〜執刀・術中・終了〜退室」の4場面で考える
- 迷ったら、患者さんへの影響が大きい方を先にする
- 分からないことは前日に聞き、違和感はその場で声に出す
- 人・物・時間を見る「気づく力」は、見る順番を決めると育つ
最初から全部できる人はいません。今日の外回りで1つ「先に気づけた」ことがあれば、それは確かな一歩です。
外回りの体位・急変・輸液輸血・記録をまとめて確認したい方は、【外回り看護】オペ看向け完全版もあわせて活用してください。
参考文献
- 日本手術医学会.手術医療の実践ガイドライン(改訂第三版).手術医学.2019;40(Suppl):S32-36(麻酔導入・手術体位・執刀前の確認・手術中の連携・患者急変時の連携)・S68-73(外回り看護)・S77(体内遺残防止).全文PDF
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オペ看めろん🍈
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