「看護師辞めたい」は甘え?―318人のリアルな声と「職場に行けなくなった日」の実体験

オペ看の働き方
この記事は約12分で読めます。

※医療・看護ケアや手順・器械は施設の方針に従ってください
※有料記事は購入後に全文閲覧可(返品・キャンセル不可)
※メンバー限定動画はメンバーシップ加入が必要です
※記事内にPRリンクを含む場合があります

今すぐ結論を出さなくて大丈夫です

転職・休む・今の職場で調整する。
まず、いまの状態を整理しませんか?

7つの質問に答えると、今の悩みに合った次の一歩がわかります。転職をすすめない結果もあります。

7つの質問で、今の状態を整理する

心身の不調が強い、身の危険を感じる、仕事や生活を続けることが難しい場合は、無理をせず医療機関や身近な信頼できる人、公的な相談窓口にもつながってください。

毎朝、病院に近づくと胸が苦しくなる。涙が出そうになる。

そんな経験があるのに、看護師の仕事は「辞めたい」と思うだけで“甘え”とされがち。

でも本当にそうでしょうか?

オペ看めろんInstagramでフォロワーの皆さんに意見を聞いたところ、300件を超えるアンケートへの回答が集まり、そこには我慢の限界を超えたリアルな声があふれていました。

今回この記事を作成しようと思った理由は、私自身が先日、職場に向かう通勤路で動機と吐き気が止まらず「職場に行けなくなった」という経験をしたからです。

10年働いてきて初めての経験であり、その状況に焦ると同時に、「自分もこのような状況になることがあるのか」と私自身が一番驚きました。

そして職場での身の置き方や、転職を視野に入れた今後の働き方を考える中で、改めてこんなことにも気付かされました。

現場に苦しむ人は、私だけじゃない。

私よりも苦しみ、そして休職することになってしまった人がいる、ということ。

1年目も、5年目も、10年目も、20年目も、現場で働く人の「苦しい」が少しでも「楽しい」にならないものか。

お互いが「楽しい」と思いながら働いては、いけないものだろうか?

そんな未来を実現できるとしたら、今の私にできることは何だろうか?

そんなことを思いながら、この記事では私自身が「職場に行けなくなった日」の体験談を交えながら、現場を明るく生きていくための未来を一緒に考えていきます。

このブログを読んだ方の、

「自分は1人じゃなかった」

「もうちょっと頑張ってみようかな?」

そんなきっかけになれたらと思っています。

🍈 読む前に、ひとつだけ。
私は3年目の頃に初めて転職サイトを知り、5年目の頃に3社で病院を比べて、1件も応募しませんでした。

他院のオンコール手当を調べたら、結果は「同じくらい」。拍子抜けしましたが、比べるまで、自分の職場が良いのか悪いのかも分かっていなかったんです。
いま辞めるつもりがなくても、自分の手当が相場のどこにあるかだけは、知っておいて損がありません。

まだ辞めるつもりがない人向け・無料 他院のオペ室手当と、今の給料を比べてみる ›

\ 登録しても、転職しなくて大丈夫でした /

この記事を書いている人

オペ看めろん

オペ看めろん🍈

年間6,000件以上の手術室で10年間積み上げてきた経験を基に、記事・サイトを更新中

「看護師辞めたい」は甘え?318人の回答

インスタグラムのストーリーズで「看護師の仕事について」アンケートをとったところ、318人中57%の方が「辞めたいと思いながら働いている」と答えてくれました。

半分以上の人が、同じ気持ちを抱えながら働いているんです。辞めたいと感じるのは特別なことでも、弱さでもないと私は思います。

「看護師辞めたい」は甘え!?318人のリアルな回答の解説画像

だから、看護師を続ける中で「辞めたい」と思うのは、あなたの甘えではありません。

アンケートには、「自分だけだと思ってた」「みんな我慢してるのかと思ってた」という声もたくさん届きました。

「辞めたくなったとき」届いたエピソード

ここからは、オペ看めろんのInstagramに届いた回答を紹介させてください。※回答の掲載は許可をいただいています。

「どんな時に辞めたくなった?」実際のエピソードの解説画像
「どんな時に辞めたくなった?」実際のエピソードの解説画像
「どんな時に辞めたくなった?」実際のエピソードの解説画像
「どんな時に辞めたくなった?」実際のエピソードの解説画像

InstagramのDMやコメント欄にも、こんなメッセージが届きました。いつも本当にありがとうございます。

(※DMの掲載は許可をいただいています)

「どんな時に辞めたくなった?」実際のエピソードの解説画像
「どんな時に辞めたくなった?」実際のエピソードの解説画像

質問BOXには、看護師さんからの本音がたくさん届きました。いちばん多かったのは、人間関係の悩みです。

「先輩に怒られ続けて、自信をなくした」「無視されるのに耐えられなかった」。読んでいて胸が苦しくなるようなエピソードも、たくさんありました。

辞めたいと思ったきっかけは人それぞれです。でも、どの声にも共通していたのは、「自分を守れないくらい追いつめられていた」ということでした。

今あなたが感じているつらさも、決してひとりだけのものではありません。

「転職してよかった」と感じた理由

オンコールの頻度が減って、心にゆとりができました!

手術室特有の“人間関係の濃さ”から離れて気持ちが軽くなった!

教育体制が整った病院に移り、怒られるだけの毎日から卒業できた!

夜勤がなくなって、体調が安定。プライベートも取り戻せた!

給料が月+5〜8万円アップ!手当もちゃんとつく職場に出会えた!

相談しやすい師長さんのもとで働けて、毎日が本当に楽に…

転職してよかったと感じた理由をまとめてみると、多くは「心と体に余裕が戻ったこと」でした。

オンコールが減って、夜中に呼ばれるかもしれない不安から解放されて、よく眠れるようになった。そんな声は本当に多かったです。

手術室ならではの濃い人間関係や閉ざされた雰囲気から離れて、毎朝の出勤が怖くなくなった。誰かの顔色をうかがわずに働けるようになった。

そんな方もいました。

教育の仕組みが整った職場に移って、怒られるだけの毎日から抜け出し、「できること」が少しずつ増えていく実感を取り戻した方もいます。

「学ぶのが楽しくなった」という声も、珍しくありませんでした。夜勤がなくなって生活リズムが整い、体調が安定して、プライベートの時間を取り戻せたという方もいます。

「前より笑えるようになった」「仕事終わりに泣かなくなった」。そう話してくれた方もたくさんいました。

転職は逃げではなく、自分の力を発揮できる場所を選ぶことだと私は思っています。環境が変わるだけで、看護の楽しさや自分らしさを取り戻せることは、十分にあるんです。

求人票を何時間見ても、答えが書いていない項目があります

オンコールが月に何回まわってくるか、残業が実際どれくらいか、指導がどんな雰囲気か——ここは求人票に載りません。私は電話で希望を伝えて、病院探しの相談に乗ってもらいました。求人票に出てこない話が聞けます。
「まだ転職するとは決めていないんですが」と最初に言って大丈夫です。私もそう言いました。

こんな人に向いています
・条件は悪くないのに、入ってみたら人間関係がつらかった経験がある
・一度転職して後悔したので、次は中の様子まで知っておきたい

入ってから後悔したくない人向け・無料 オンコールと人間関係の「実際」を、入る前に聞く ›

LINEでも相談できます/聞くだけで終わっても問題ありません

転職活動は「辞めること」ではない

「転職活動=辞めること」ではありません。「もっといい働き方を知るために、情報を整理すること」でもあるんです。

これは、意外と見落とされがちだと思います。

まず大切なのは、今抱えている悩みを、ていねいに言葉にしてみることです。

人間関係のストレスなのか、教育の仕組みへの不安なのか、夜勤やオンコールといった働き方そのものが合っていないのか。

自分のしんどさの正体が分かるだけでも、心が少し軽くなることがあります。

次に、ほかの病院の教育の仕組みや働き方を知ると、「こんな職場があるなんて知らなかった」と視野が広がります。

お給料、仕事の量、休みのとりやすさなどの相場を具体的に教えてもらうと、今の職場が「ふつう」なのか「負担が大きすぎる」のかが見えてきます。

そうして情報を整理できてから、やっと自分に合う職場を探す段階に進めるんですよね。

相談を重ねた結果、「今の職場で、もう少しがんばってみよう」と思えたなら、それも立派な答えです。「転職したほうが成長できそう」と感じたなら、その決断も正解です。

いちばん大切なのは、周りに流されるのではなく、選択肢を知ったうえで、自分の気持ちで決められることです。

転職活動は、あなたの働き方を見直して、これからを整えるための「自分を知る時間」なのだと私は思います。

「続けられる働き方」から先に決めたほうが、早いこともあります

やりがいで選んで、生活が崩れて辞めてしまうのが一番もったいないと思っています。夜勤なし・オンコールなし・通勤◯分以内——先に外せない条件で絞ってから求人を見ると、手術室を続けられる職場が実際にいくつあるのかが数で見えます。

こんな人に向いています
・育児や家庭と両立したい/保育園のお迎えに間に合う時間で働きたい
・オペ看は続けたいけれど、夜勤とオンコールだけは外したい

夜勤・オンコールを外したい人向け・無料 「夜勤なし」で絞って、通える範囲の求人を見る ›

条件を選ぶだけで件数が出ます/見るだけで終わっても問題ありません

辞めたいは甘えじゃない。まず知ることから

転職サイトというと、「登録したら、絶対に転職しなきゃいけないの…?」と思いがちですよね。

でも実際は、「求人を見るだけ」「相談するだけ」でも大丈夫です。私も、登録だけして応募はしませんでした。

今すぐ辞めるつもりがなくても、いざというときに動ける準備をしておくと、気持ちに余裕が生まれます。

早めに登録しておくと、条件のいいオペ室の求人を見逃さずにすむのも安心なところです。

「今の職場が合っていないかも…」と感じているあなたへ。

選択肢があると知っているだけで、仕事のしんどさがふっと軽くなることがあります。

おわりに|職場に行けなくなった日のこと

最後に、私自身の話をさせてください。手術室で働いて10年がたった頃、私は人間関係にとても苦しみました。

1年目からお世話になってきた先輩、新人指導を通して関わってきた後輩、そして同僚。10年のあいだ、たくさんの人に支えてもらい、支え合いながらやってきました。

でもある日、その「今まで」は何だったんだろうと思ってしまう場面にぶつかりました。10年一緒に働いてきて、信頼関係は築けていなかったのだろうか。

それまであまり意識していなかった人間関係の裏側を見せつけられて、その日の夜は眠れませんでした。

そして次の日の朝。いつもの通勤の途中で吐き気と動悸におそわれて、出勤することができませんでした。

10年働いてきて、初めてのことでした。

それまでも、フォロワーさんから人間関係の相談をいただくことはありました。でも今思えば、どこか表面的な返事しかできていなかったな、と。

そのことを、今も強く後悔しています。

「こんなに苦しいものだったんだ」と、身をもって知りました。

人間関係の悩みは、「よくある話」で片づけられてしまいがちです。でも、その苦しさの深さは、当事者にしか分かりません。

正しさを振りかざす言葉は、ときにとても鋭くて、弱い立場にいる人ほど深く傷ついてしまいます。

そういう人たちと、どう向き合えばいいのか。

考えに考えて私がたどり着いた答えは、やっぱり「距離を置く」ことでした。

相手を変えることはできません。物理的に離れるのが難しければ、気持ちの上で距離をとる。

自分の心を守るために、それでいいんだと思えるようになりました。

そしてあらためて、「現場で苦しい思いをする人が減ってほしい」と強く思いました。

どんなに忙しくても、弱い立場の人にストレスをぶつけていい理由にはなりません。嫌な気持ちになる言葉が当たり前のように飛び交う空気が、少しずつでもなくなってほしいんです。

「看護師って楽しい」と思いながら働ける人が増えて、その空気がほかの職場にも広がって、「苦しくない」が「当たり前」になったら。

……これって、理想論でしょうか。

でも、時代とともに、根っこから人を苦しめるような職場は、少しずつ選ばれなくなっていくはずだとも思っています。

ほんの少しでいいんです。お互いに相手の立場を思いやれる職場が、広がっていけばいいなと思います。

そのためにはまず、自分自身が満たされていることが大切です。心に余裕がなければ、誰かを思いやることはできませんから。

私はこれからも、発信を通して、現場でがんばる人たちが少しでも心軽く働けるように力になりたいと思っています。

今、辞めたいと思いながら働いているあなたへ。その気持ちは、甘えではありません。

それだけ毎日、まじめに患者さんと仕事に向き合ってきた証拠です。

つらいときは、自分の心を守ることを、どうかいちばんに考えてください。立ち止まっても、休んでも、環境を変えても大丈夫です。

あなたが「看護師、楽しい」ともう一度思える日が来ることを、心から願っています。

🍈 もっと深く学びたいあなたへ
YouTubeメンバーシップ

めろんの応援メンバー
¥290/月
  • ※限定動画は見られません
  • メンバー用バッジ
  • 限定の絵文字
  • コメントへの優先返信
応援する
⭐ 一番人気・動画で学べる
オペ看マスターメンバー
¥1,290/月
  • 🎬 オペ看勉強用の限定動画が見放題10年間の現役経験をもとに、手術室看護師のための解説をオペ看めろんが直接お話しします。心外の複雑症例・麻酔・急変対応まで、教科書では追いきれない「なぜそうするのか」が動画でわかります。ラインナップは毎月増えていきます。
  • 📚 参考書1冊より安い月額
  • ✓ コメントへの優先返信
  • ✓ 応援メンバーの特典もすべて
このプランで限定動画を見る ›
めろんのファンプラン 🍈
¥3,490/月

オペ看めろんの活動を、もっと応援したい方へ。

  • 🎙 過去ライブアーカイブが見放題ライブでは、通常の動画では話せない本音を語っています。
  • 🙋 動画リクエスト優先受付「こんな動画が見たい」という希望も、悩み・質問も優先受付
  • ⚡ 新しい動画への早期アクセス
  • 📝 メンバー限定のアンケート
  • ✓ マスターメンバーの特典もすべて
ファンプランで応援する ›

※お支払い・加入手続きはYouTube上で行います。解約はいつでも可能です。

オペ看の働き方
初心者さん専用コンテンツで楽しく学ぶ!/
オペ看の教科書

コメント

タイトルとURLをコピーしました