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💉「ブロック中、患者さんの“何を”見ればいいの?」
末梢神経ブロックの介助に入ると、エコー画面や薬液準備に気を取られて、「結局、自分は何を観察すればいいのか分からない…」と不安になりますよね。しかも患者さんが起きているときと、全身麻酔で眠っているときでは、見るべきポイントがガラッと変わります。
この記事では、末梢神経ブロックの適応・薬剤・合併症から、覚醒下/全身麻酔下で変わる観察ポイント、そして介助の具体的な注意点までを、新人オペ看にも分かりやすく徹底解説します🍈
末梢神経ブロックは整形外科手術を中心に件数が増え続けており、オペ看にとって「介助できて当たり前」になりつつある手技です。一方で、局所麻酔薬中毒(LAST)や神経損傷といった重大な合併症と隣り合わせでもあります。だからこそ、看護師の観察力が患者さんの安全を大きく左右します。まずは基礎から一緒に整理していきましょう。
「そもそも自分は手術室看護を続けていくべき?」と将来に迷いを感じたときは、早めに情報を集めておくと安心です。手術室看護師の転職サイト比較はこちらも、キャリアの選択肢を広げる参考にしてみてください。
- 【動画でも解説】この記事の内容を動画で
- 末梢神経ブロックとは?局所麻酔・脊髄くも膜下麻酔との違い
- 末梢神経ブロックのメリット・デメリット
- 末梢神経ブロックの適応|手や足の整形外科手術が代表例
- 【まずは理解度チェック!】この記事の内容をテスト
- 全身麻酔と末梢神経ブロック|眠ったまま行うことも多い
- 術後疼痛コントロールと末梢神経ブロック|単回と持続の違い
- 末梢神経ブロックの方法|超音波ガイド下法が主流
- 使用薬剤と効果時間|ロピバカインが代表的
- 末梢神経ブロックの介助で準備する物品
- ブロック施行の流れとオペ看の動き
- 末梢神経ブロックの副作用と合併症
- 末梢神経ブロック介助の全体像|オペ看の4つの役割
- 【注意点①】ブロックする部位をもう一度確認する
- 【注意点②】患者さんを観察する|覚醒下と全身麻酔下で変わる
- 【注意点③】薬液注入時は逆流チェックと注入抵抗に注意
- 【注意点④】必要時、エコー本体を操作する
- 新人オペ看がやりがちな失敗と対策
- 末梢神経ブロックのよくある疑問(オペ看Q&A)
- まとめ|末梢神経ブロックの介助で押さえる要点
【動画でも解説】この記事の内容を動画で
この記事の内容は動画でも解説しています。通勤中や休憩中の予習・復習にどうぞ。
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末梢神経ブロックとは?局所麻酔・脊髄くも膜下麻酔との違い

末梢神経ブロック(Peripheral Nerve Block:PNB)とは、手術や鎮痛の対象となる部位を支配する末梢神経の近くに局所麻酔薬を注入し、その神経が支配する範囲だけの感覚・運動を遮断する麻酔方法です。「伝達麻酔」とも呼ばれます。
同じ「局所麻酔」でも、切開部位の皮下にじかに注射する局所浸潤麻酔とは異なり、神経の“大もと”をブロックするため、広い範囲を確実に・長時間鎮痛できるのが特徴です。また、背骨の中(くも膜下腔・硬膜外腔)に薬を入れる脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔と違い、狙った手足の神経だけを選んで麻酔できるため、血圧低下などの全身への影響が少ない点が大きなメリットです。
| 麻酔の種類 | 薬を入れる場所 | 効く範囲 |
|---|---|---|
| 局所浸潤麻酔 | 切開部の皮下 | 注射した周囲のみ(狭い) |
| 末梢神経ブロック | 末梢神経の近く | その神経の支配領域(手・足など) |
| 脊髄くも膜下麻酔 | くも膜下腔 | 下半身全体 |
| 硬膜外麻酔 | 硬膜外腔 | 注入した高さの体幹・下肢 |
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末梢神経ブロックのメリット・デメリット
なぜ手術室で末梢神経ブロックがこれほど選ばれるのか。介助する看護師として、そのメリットとデメリットの両方を理解しておくと、患者さんへの説明や観察に深みが出ます。
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 狙った部位だけを確実に鎮痛できる | 効果に左右差・部分的な効き残りが出ることがある |
| 術後の痛みを長時間やわらげられる | 効果が切れるタイミングの痛みに備えが必要 |
| 全身麻酔薬・医療用麻薬を減らせる | 局所麻酔薬中毒(LAST)のリスクがある |
| 血圧低下など全身への影響が少ない | 神経損傷・気胸など手技に伴う合併症がある |
| 早期離床・回復につながる | 運動神経も遮断され、一時的に手足が動かしにくい |
とくに「効果が切れるタイミング」は見落とされがちです。ブロックが効いている間は痛みがなくても、切れると急に痛みが出ることがあります。患者さんには「麻酔が切れる前に痛み止めを使う」ことをあらかじめ説明し、痛みを我慢させないことが大切です。
末梢神経ブロックの適応|手や足の整形外科手術が代表例
末梢神経ブロックが最も多く用いられるのは、上肢(手・腕・肩)と下肢(足・膝)の整形外科手術です。橈骨遠位端骨折・手指の手術・肩関節鏡視下手術・膝や足関節の手術などで、麻酔そのものとして、あるいは術後鎮痛として広く使われています。
支配神経ごとに、手術部位に応じたブロックが選択されます。代表的なものを整理しておきましょう。
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