【育児と仕事のリアル談】1年で育休復帰、2歳のイヤイヤ期で限界を迎えた話

オペ看の働き方
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思ってたより「育児」✖️「仕事」がしんどい

せっかく取れる育休だし、2年くらいはゆっくり仕事から離れて育児に専念しよう・・・!!

でも実際の育休生活は、想像していたものとは違いました。総合病院の手術室で10年働いてきた私が、育休を早めに切り上げ、復帰後さらに2歳のイヤイヤ期で限界を感じるまでのリアルな話です🍈

🍈 読む前に、ひとつだけ。
私は3〜5年目に、3社に登録して、1件も応募しませんでした。

他院のオンコール手当を調べたら、結果は「同じくらい」。拍子抜けしましたが、比べるまで、自分の職場が良いのか悪いのかも分かっていなかったんです。
いま辞めるつもりがなくても、自分の手当が相場のどこにあるかだけは、知っておいて損がありません。

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\ 登録しても、転職しなくて大丈夫でした /

育休生活の中で生まれた、小さな違和感

子どもと過ごす時間は、かけがえのないものでした。毎日の成長を見られるのは幸せでしたし、「今しかない時間」を過ごしている実感もありました。

でも、1か月、2か月と時間が経つにつれて、自分の中に少しずつ違和感が生まれてきたんです。

「このまま社会との接点が少ない生活を続けて大丈夫だろうか」「0歳の子どもと二人きりで過ごす毎日が、少し苦しく感じることがある」「仕事から離れる期間が長くなるほど、復帰するのが怖くなりそう」

——そんな気持ちが、日に日に大きくなっていきました。

もともと3年は育休を取れる職場でしたが、私が申請したのは2年。それでも0歳児と二人きりの毎日はかなりきつく、「保育園などの力を借りながら両立するほうが自分には合っている」と思い直すようになりました。

仕事だったら自分のペースで進められることもありますが、育児はそうはいきません。育児に専念する選択を後悔しているわけではないのに、「自分の場所がなくなってしまうのでは」という焦りだけが募っていく。

誰にも相談できないまま、その気持ちを抱え続けていました。

そこで私は、当初考えていた育休期間を大幅に短縮し、子どもが1歳になったタイミングで復職することを決めました。

ラグの上で遊ぶ子どもの足

「復帰してよかった」と思えた瞬間

正直、復帰前は夜も眠れないほど緊張していました。「仕事をしていない期間が1年も続いたのは初めてで、全部忘れてしまったんじゃないか」という不安が消えなかったんです。

実際に復帰してみると、久しぶりに顔を合わせるスタッフに囲まれながら働き始めた瞬間、「懐かしい」という気持ちと同時に、「やっぱり仕事は楽しい」と感じたんです。

復帰初日は消化器外科の腹腔鏡下結腸切除術。産休前にその診療科のリーダーを務めていたこともあり、不思議と体は自然に動きました。

ただ、忘れている部分も多かったのは正直なところです。

育児だけに全ての時間を使うよりも、仕事をしながら育児をするほうが自分らしくいられる。仕事を通じて社会とつながり、誰かの役に立てている実感を持つこと。

それは私にとって、とても大切なことだったのだと気づかされました。

育休中にあれほど感じていた焦りや不安が、復帰後はほとんど消えていました。育児と仕事、どちらかを諦めなくていいんだ——そう思えた時期でした。

順調だった両立生活に訪れた、2歳のイヤイヤ期

その生活も、ずっと順調だったわけではありません。復帰から約1年、新たな壁が現れました。

それが2歳児のイヤイヤ期です。

それまでの生活は、ある程度ルーティンで回せていました。朝起きる、ご飯を食べる、保育園へ行く、帰宅する、夕飯作る、お風呂入る、寝る。

大変ではあっても、ある程度予測ができていたんです。ところがイヤイヤ期に入ると、その前提が崩れます。

朝は「まだ眠い」と不機嫌な状態からスタート。ようやく起きたと思ったら「ごはんイヤ」「保育園イヤ」「くつ履かない」と次々にイヤイヤが発動します。

時間との戦いなのに、全く予定通りに進みません。仕事を終えて保育園へ迎えに行っても「帰りたくない」「公園行きたい」とその場から動かないこともあります。

結局公園へ寄ることになり、自宅に帰る頃には20時近くになっていることもありました。

こちらへ伸ばされた子どもの手

毎日が時間との戦いだった日々

帰宅しても休む暇はありません。夕食、お風呂、洗濯、翌日の準備、そして寝かしつけ。

ようやく子どもが寝た頃には自分もヘトヘトで、日付が変わっていることなど日常茶飯事でした。

睡眠不足のまま翌朝を迎え、また同じ一日が始まる。そんな毎日を繰り返しているうちに、心にも余裕がなくなっていきました。

「このままでは体がもたない」「仕事も育児も続けたいのに、どうすればいいんだろう」——そう考えるようになったのは、自然なことだったと思います。

手術室ならではのつらさもありました。器械出しの最中に「保育園から連絡です」と伝えられても、交代が来るまでは手術に入り続けるしかありません。

交代後に更衣室へ走り、震える指で折り返しの電話をかけたときの心細さは今でも忘れられません。仕事も育児も中途半端になっている気がして苦しい時期でした。

転職も本気で考えた。でも気づいたこと

実際、その頃の私は転職サイトにも登録しました。育児中の看護師が働きやすい職場はないか、もっと両立しやすい環境はないか。

求人を調べたり、話を聞いたりしました。

今振り返ると、「辞めたい」というより「無理なく続けられる方法を探していた」のだと思います。他院のオンコール手当を調べてみたところ、結果は「同じくらい」でした。

拍子抜けしましたが、比べてみるまでは自分の職場が恵まれているのか、そうでないのかすら分かっていなかったんです。

そこで私は転職するのではなく、まず働き方を見直してみることにしました。もしあなたが今「辞めたい」より「このままじゃしんどい」と感じているなら、まずは選択肢を知ることから始めてみてほしいです。

求人を眺めてみるだけでも、今の職場に何が足りていて何が足りていないのかが見えてきます。

子どもが描いたクレヨンの絵とノート

勤務時間を変えただけで、生活が大きく変わった

ちょうどこの頃、師長から診療科リーダーを打診されました。最初は「なぜ、私が!?絶対に引き受けられない」と思いました。

時短で残業もできないのに、緊急手術にも最後まで残れないのに——そもそも今の働き方を続けられるかどうかすら悩んでいた時期だったからです。

正直に打ち明けたとき、師長がこう言ってくれました。「時間の長さじゃなくて、あなたの10年の経験に任せたいの。リーダーだって、育児に合わせて働き方を選んで大丈夫なんだよ」。

この一言で、肩の力がすっと抜けたのを覚えています。

そのタイミングで私が選んだのは、時短勤務の内容そのものを変更することでした。週5日・8:30〜17:00から、週4日・8:30〜15:00へ。

「ここで一歩引いたら、一人前と見てもらえないのでは」という葛藤もありましたが、結果的にはこの選択が大きな転機になりました。

15時に仕事を終えた後、一度自宅へ帰り、夕食を作り、お風呂の準備を済ませ、子どもの着替えも用意しておく。すべて整えてから保育園へ迎えに行くようにしました。

すると、これまでとは全く違う感覚になったのです。

収入は当然下がります。これは正直、悩んだポイントでした。

でも、毎日の生活の質が上がることで得られるものは、収入の差額以上に大きいと感じています。

求人票を何時間見ても、答えが書いていない項目があります

オンコールが月に何回まわってくるか、残業が実際どれくらいか、指導がどんな雰囲気か——ここは求人票に載りません。私は電話で希望を伝えて、病院探しの相談に乗ってもらいました。求人票に出てこない話が聞けます。
「まだ転職するとは決めていないんですが」と最初に言って大丈夫です。私もそう言いました。

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子どもに向き合う余裕が生まれた

以前は、お迎え後はいつも「やらなければならないこと」で頭がいっぱいで、子どものイヤイヤにも余裕を持って対応できませんでした。

しかし勤務時間を変更してからは違いました。公園に寄りたいと言われても「少しならいいよ」と思えるようになりました。

帰宅すれば夕食は準備済み、お風呂の準備も終わっている。焦る必要がありません。

何より驚いたのは、寝る前に子どもと遊ぶ時間まで生まれたことでした。以前は家事と育児をこなすだけで一日が終わっていましたが、今は一緒におもちゃで遊んだり、その日あったことを話したりする時間があります。

たった数時間の勤務時間の違いでしたが、私にとってはそれ以上の価値がありました。

あの頃の私は「もっと頑張らなければ」とばかり考えていました。でも本当に必要だったのは、頑張り方を変えることではなく、自分たち家族に合った働き方を選ぶことだったのかもしれません。

イヤイヤ期そのものがなくなったわけではありません。今でも朝はぐずりますし、保育園からの呼び出しに焦ることもあります。

でも、以前と決定的に違うのは「余白」があることです。多少予定が崩れても、立て直せる時間と心の余裕がある。

それだけで、子どもの「イヤ」を受け止める自分の器が、ひとまわり大きくなったように感じています。

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あなたにも、合う働き方がきっとある

もし今、育休からの復帰や育児との両立に不安を感じているなら、それはあなただけの悩みではありません。私自身、何度も「このまま続けられるのか」と立ち止まりました。

大事なのは、無理に頑張り続けることではなく、自分と家族に合った働き方を探すことです。もし転職を考えるなら、求人票の「時短勤務あり」の3文字だけで判断しないでほしいです。

私が復帰後に調べて分かった、ママ看護師が職場を見るときのポイントを挙げておきます。

  • 時短勤務の「幅」と変えやすさ——何時間・週何日が選べるか、子どもが何歳まで使えるか。「入職して1年はフルタイム、それを過ぎてから時短可」という職場もあります
  • 夜勤・オンコール免除の前例——「免除可」と書いてあっても、実際に使っている人がいなければ申し出るのは勇気がいります。「小さいお子さんがいる方は、どんな勤務形態で働いていますか?」と聞いてみると本音が見えてきます
  • 通勤時間——私は片道20分。片道1時間以上の同僚は帰宅後の家事・育児のほうが仕事よりつらいとこぼしていました。通勤時間はそのまま子どもと過ごせる時間になります
  • 「お互い様」の空気——熱を出した朝に「大丈夫だよ、子ども優先でね」と言ってもらえるか。子育て中のスタッフが何人いて、続けられているかを確かめるのが一番確実です

私の場合は今の職場に時短の選択肢があったから両立できる形を見つけられましたが、これは環境に恵まれた結果だとも思っています。

今の場所でどれだけ工夫しても苦しさが解消されないなら、それはあなたの頑張りが足りないからではありません。

手術室での経験は、無菌・感染管理の知識、急変対応への慣れ、多職種と連携する力など、想像以上に多くの職場で評価されます。「今の場所しか知らない」状態のまま苦しさを抱え込まなくていいと、当時の自分に伝えたい気持ちです。

育児と仕事、どちらも大切にしたいというあなたの気持ちは、きっと間違っていません。今の場所で働き方を見直すのか、新しい環境を探すのか——答えはまだ決まっていなくて大丈夫です。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか」を知ることから、一歩ずつ始めてみてください。

あなたが今抱えている苦しさは、いつか必ず変えられます。私自身、何も変わらないまま2年も3年も過ごしていたら、今でも同じ焦りと疲れを抱えていたと思います。

小さな一歩——求人を見てみる、相談してみる、勤務条件を聞いてみる——その積み重ねが、自分たち家族に合う形を見つける近道になるはずです🍈

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