【鼻の手術⁉︎ESS】内視鏡下副鼻腔手術の器械出し看護手順|手術の流れと新人オペ看向け実践ガイド

脳外科・眼科・耳鼻科
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【※本記事の手術看護手順は、多くの施設で共通する内容をもとに一般化して作成しています。使用器械・名称・手術手順などは施設ごとに異なる場合がありますので、ご了承ください。】

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手術室に配属されたばかりの新人看護師さんにとって、耳鼻咽喉科の手術は専用の器械が多く、解剖が複雑なため「展開が早くてついていけない」「次に何を渡せばいいのか分からない」と不安を感じることも多いのではないでしょうか。

今回は、耳鼻咽喉科の代表的な手術である「内視鏡下副鼻腔手術(ESS:Endoscopic Sinus Surgery)」について、手術の流れから器械出しのポイントまでを徹底的に解説します。解剖学的知識から、実際の術野で執刀医が何を見ているのか、器械出し看護師としてどのように立ち回るべきかを、分かりやすく順序立ててお伝えします。

1. ESS(内視鏡下副鼻腔手術)の基本知識と目的

まずは、ESSがどのような疾患に対して行われ、どのような目的で行う手術なのかを正しく理解しましょう。手術のゴールを知ることで、器械出しの際の「先読み」が可能になります。

副鼻腔の解剖学的構造

副鼻腔は、鼻腔の周囲にある骨の空洞であり、主に以下の4つに分類されます。ESSではこれらの部位を段階的に開放していきます。

  • 前頭洞(ぜんとうどう):額の裏側にある空洞
  • 上顎洞(じょうがくどう):頬の裏側にある最も大きな空洞
  • 篩骨洞(しこつどう):両眼の間にある蜂の巣状の細かい空洞(前部と後部に分かれる)
  • 蝶形骨洞(ちょうけいこつどう):鼻腔の最も奥、脳底に近い空洞

対象疾患と手術の目的

主に慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻茸(ポリープ)、副鼻腔真菌症、腫瘍などが適応となります。炎症によって塞がってしまった副鼻腔の「自然口」を内視鏡を用いて広げ、換気と排泄を改善することが最大の目的です。病的粘膜のみを的確に除去し、正常な粘膜を温存する(Mucosal Preservation)ことが基本コンセプトとなります。

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2. 術前準備とESSセッティングのポイント

ESSは内視鏡やマイクロデブリッダー、ナビゲーションシステムなど多くの精密機器を使用します。術前の確実な準備が手術のスムーズな進行に直結します。

必要な医療機器のセッティング

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