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💉 「血ガスって何を見ればいいの?」「PaO2が下がってきたときどうアセスメントすればいい?」
手術室で突然「血ガスとって」と言われ、検査値を見ても何が正常で何が異常かわからない…。そんな経験、新人オペ看なら一度はあるはずです。
血液ガス分析(血ガス)は、術中の患者さんの呼吸・循環・代謝状態をリアルタイムで把握できる、手術室では欠かせない検査です。しかし数値の種類が多く、どれをどう読めばいいか最初はとても難しく感じます。
この記事では、手術室の外回り看護師が術中の血ガスで「重点的に見るべき値」とその「アセスメント方法」をわかりやすく解説します。読み終わったあとには、血ガスの結果を見てきちんと状態を把握できるようになります。
⚠️ 医療的判断・看護ケアは、必ず各施設のマニュアル・方針に従って実施してください。手術手順や使用器械は施設により異なる場合があります。本記事にはPRリンクを含みます。また掲載情報によって生じた損害・不利益等については責任を負いかねます。デジタルコンテンツの特性上、購入後のキャンセル・返品はできませんのでご了承ください。
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血ガス(動脈血液ガス分析)とは?手術室でなぜ測るのか
血液ガス分析(Arterial Blood Gas Analysis:ABG)とは、動脈血を採取してその中に含まれる酸素・二酸化炭素・pH・重炭酸イオンなどを測定する検査です。通常、橈骨動脈(手首の脈をとる場所)や大腿動脈などから採血します。手術室では、動脈ラインが留置されている場合はそこから直接採取できます。
パルスオキシメーター(SpO2)でも酸素の値は確認できますが、SpO2は「酸素がヘモグロビンにどれだけ結合しているか」の割合しかわかりません。一方、血ガスでは「血液中に実際に溶け込んでいる酸素・二酸化炭素の量」「体液のpH(酸性・アルカリ性)」「腎臓の代謝機能」など、多角的な情報が一度に得られます。
手術室で血ガスを測定する主な場面は以下のとおりです。
- 長時間手術・大量出血が予想される手術の術前・術中・術後
- 片肺換気が必要な胸部外科手術
- 腹臥位手術など体位が呼吸に影響しやすい手術
- SpO2・呼気CO2に急激な変動があったとき
- 循環動態が不安定なとき・ショック状態への対応時
- 長時間の体外循環(心臓外科手術など)
外回り看護師として血ガスの測定タイミングを把握し、結果を見て適切にアセスメントできることは、術中の患者安全を守るうえで非常に重要なスキルです。
術中の血ガスで見るべき6つの主要項目と正常値一覧
血ガスの検査結果には多くの数値が並びます。まず術中に外回り看護師が把握しておくべき主要6項目と正常値を確認しておきましょう。
| 項目 | 正常値 | 意味 |
|---|---|---|
| pH | 7.35〜7.45 | 血液の酸塩基平衡(酸性・アルカリ性) |
| PaO2 | 80〜100 mmHg(室内気) | 動脈血中の酸素分圧(溶存酸素量) |
| PaCO2 | 35〜45 mmHg | 動脈血中の二酸化炭素分圧(換気状態の指標) |
| HCO3- | 22〜26 mEq/L | 重炭酸イオン(代謝性の酸塩基平衡指標) |
| BE(塩基過剰) | −2〜+2 mEq/L | 代謝性の酸塩基異常の程度 |
| SpO2(参考) | 96〜100% | 酸素ヘモグロビン飽和度(非侵襲的) |
これらの中で、外回り看護師が最優先で把握すべきなのはPaO2・PaCO2・pHの3つです。次のセクションから、それぞれを詳しく解説します。
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