ラパコレとは?腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術手順をオペ看向けに解説

消化器外科
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腹腔鏡下胆嚢摘出術(通称ラパコレ)は、手術時間が1~2時間程度と比較的短時間で行われることが多く、技術的な難易度も高くないケースが多いため、1年目のオペナースが器械出しを担当することも多いでしょう。

この記事では、「ラパコレの手術手順を知りたい」というオペ看向けに腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術手順を解説します。

✅ 腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術の流れを学びたいオペ看

✅ 最近、器械出し看護を担当するようになった新人オペナース

当てはまる方は、ぜひ参考にしてください。

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この手術を受ける患者さんに、何が起きているのか

手順を覚える前に、なぜ胆嚢を取るのかを押さえておきましょう。ここが分かると、術前の情報収集で何を見るべきかが見えてきます。

胆嚢は、肝臓で作られた胆汁を一時的にためて濃縮し、食事に合わせて十二指腸へ送り出す袋です。ここに石ができ、出口に詰まったり、炎症を起こしたりするのが手術の対象になります。

病態患者さんの状態手術の難易度への影響
無症状の胆石健診で見つかった。症状なし予定手術。組織がきれいで、比較的スムーズに進む
胆石発作(胆石疝痛)脂っこい食事の後に右上腹部が強く痛む炎症が落ち着いてからの予定手術になることが多い
急性胆嚢炎持続する痛み、発熱、炎症反応の上昇組織が腫れて硬く、剥離が難しくなる。出血も増える
慢性胆嚢炎・繰り返す炎症何度も発作を繰り返してきた周囲との癒着が強く、解剖が分かりにくい
総胆管結石を伴う黄疸、肝機能障害内視鏡で先に石を取ってから手術、という段取りになることがある

つまり「炎症が強い症例ほど、手術は難しく、時間がかかり、開腹に移行する可能性が上がる」ということです。術前カンファレンスで「急性胆嚢炎」「発症から〇日」という言葉が出てきたら、その日は長くなる覚悟と、開腹への備えを厚くしておく——これが先読みです。

術前に確認しておきたい情報も挙げておきます。

  • 炎症の程度(発熱、白血球、CRP)と、発症からの日数
  • 肝機能と黄疸の有無。総胆管結石の合併を疑う手がかりになります
  • 腹部手術の既往。癒着があるとポート挿入から難しくなります
  • 抗血栓薬の内服と休薬。出血リスクに直結します
  • 体格。肥満の方では術野が深くなり、長いデバイスが必要になることがあります

【腹腔鏡下胆嚢摘出術の手順】準備・セッティング

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