手術前に入れ歯や金属類を外すのはなぜ?手術前の確認事項と根拠を解説!

麻酔・外回り看護
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「手術患者さんが入れ歯を外したかどうか」「マニキュアをしていないか」など、手術室入室前には確認すべきことが多々あります。

しかし、「なぜそうすべきなのだろう」の根拠が分からない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、手術前に外すべきものや手術室へ向かうときの準備について解説します。

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手術前に外すものとは?

局所麻酔の手術であっても、手術中に全身麻酔へ移行する可能性があるため、基本的には全身麻酔手術も局所麻酔手術も、手術前に外すものは同じです。

入れ歯・部分義歯

全身麻酔では『挿管(そうかん)』といって、喉に管を入れて呼吸のお手伝いをします。

その時に入れ歯が入っていると、喉に入れ歯が入り込み、誤飲となる恐れがあるため、入れ歯や部分義歯を使用している方は手術前に外します。

コンタクトレンズ

全身麻酔の場合、患者さんは意識がなくなり、眠っている状態となります。

そのためコンタクトレンズをしたまま眠った状態となると、目の角膜が傷つく恐れがあります。

麻酔導入前までに、コンタクトレンズが挿入されていないかを確認しましょう。

湿布や磁気シール

湿布や磁気シールは電気を通す性質をもっています。

そのため、電気メスを使用した時に湿布や磁気シールを貼っているところを火傷してしまう恐れがあります。

手術開始前までに湿布や磁気シールが貼付されていないか確認しましょう。

指輪・ネックレス・かつら・ウィッグ・腕時計など金属が入っているもの

金属には電気を通す性質を持っているため、電気メスを使用したときに、金属を身に着けている部分が火傷となる恐れがあります。

そのため金属類は手術前に外す必要があります。

マニキュア・ジェルネイル

手術中は体内の酸素の値を調べるために、SPO₂モニターを装着します。

SPO₂モニターは指の爪に装着することが一般的ですが、爪にマニキュア等を塗っていた場合、うまく感知することができず、正確な体内の酸素の値を知ることができず危険です。

そのため手術前にはマニキュアやジェルネイルを剥がす必要があります。

チーク・口紅・ファンデーションなどの化粧

体内の酸素の値が低いと、唇や肌の血色に表れます。

しかし化粧をしていると、その色の違いに気づきにくくなります。

このような理由から手術前には化粧を落とす必要があります。

手術室への入室前に確認すること

患者さんが手術室に入室する際は本人確認を行います。

本人確認をするときには

①名前

②生年月日

③血液型

④受ける予定の手術の術式名

⑤左右があるものの場合は、どちら側の手術か

この5項目について患者さんから言ってもらうことが重要です。

まとめ

手術時に持っていく必要のあるものと、外すべきものについてまとめています😊

是非参考にしてください。

手術看護(特に外回り看護)は基礎から学ぶことが重要です。

しかし「どの参考書を選べば良いのだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

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外回り看護は基礎をしっかり固めることがとても大切です!

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