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器械出しを始めたばかりのオペ看が不安な理由の1つに「困った時にメモを見れない!」という悩みがあるかと思います。
器械出し中は清潔操作のため、せっかく勉強してきてもメモを見ることができず、さらに緊張も相まって、頭の中が真っ白になってしまった…という経験のある方も多いのではないでしょうか。
器械出しの成功はうまく手術の流れに乗れるかどうかが大切で、うまく流れに乗れるかは序盤で決まります。
この記事は、手術序盤の「開腹するまでの器械出し」に絞って、イメージをつかむための器械出し専用記事にしています。
優先度の低い情報はできるだけ省き、最重要ポイントを残した「読んで、イメージできる記事」です。
通勤中の地下鉄の中・寝る直前の復習・10分後に器械出しを担当するから手洗い前に最終チェックしたい時にぜひ使ってください。
このようなオペ看におすすめ
✅ 開腹の器械出しに、極度の緊張で頭が真っ白になる
✅ 器械出し前に要点ポイントだけでも覚えておきたい
✅ 10分後に器械出しを担当するから、手洗い前に最終チェックしたい
【オペ看勉強用】手術開始〜皮膚切開の流れ

執刀医・助手医師の動き
有鉤鑷子で皮膚を抑えながら、利き手にNo.21メスを持って皮膚切開を行う
・執刀医が皮膚切開しやすいように、有鉤鑷子で皮膚にテンションをかける
・メスで切開した部分から出る出血をガーゼで拭う
器械出しはどうする?
- 有鉤鑷子(短)
- No.21メス
- 有鉤鑷子(短)
- ガーゼ
皮膚切開〜筋層切開の流れ

執刀医・助手医師の動き
メスで切開した部分を、電気メスで筋層まで切開していく
切開された筋膜をコッヘルで把持して、執刀医が切開しやすいようにテンションをかける
またランゲンベック扁平鉤(筋鈎)も使用しながら、切開部分の視野を確保する
器械出しはどうする?
- 電気メス
- コッヘル
- コッヘル
- ランゲンベック扁平鉤(筋鈎)
筋層切開~腹膜切開の流れ

執刀医・助手医師の動き
- 腹膜を有鉤鑷子(短)で把持し、メス・電気メス・メッツェンバーム剪刀で切開する
- 切開した腹膜をミクリッツ腹膜鉗子で把持する
- 電気メスで切開線を延長する
- 切開した腹膜にミクリッツ腹膜鉗子をかける、もしくは執刀医がかけたミクリッツ腹膜鉗子を持つ
器械出しはどうする?
- 有鉤鑷子(短)
- No.21メス(もしくは電気メスかメッツェンバーム剪刀)
- ミクリッツ腹膜鉗子
- ミクリッツ腹膜鉗子(助手医師は使用しないこともあり)
腹腔内観察~術野展開の流れ
執刀医・助手医師の動き
- (がんに対する摘出手術の場合)腹腔内観察にて、転移・リンパ節転移・腹膜播種・腹水・ダグラス窩転移の有無を視診と触診で調べる
- 大網の癒着が無いかを確認する
- 開腹鉤をかけて視野を大きくとり、腹腔内手術操作を進める
- 腹壁鉤(大わん鉤・小わん鉤)で腹壁を引き、術野を確保する
器械出しはどうする?
- 長鑷子(鉤のないもの)
- ガーゼ
- 開腹鉤(バルファー開腹鉤など)
- 腹壁鉤(大わん鉤・小わん鉤)
【オペ看勉強用まとめ】うまく流れに乗れるかは序盤で決まる!
「今日の器械出しはスムーズにできた」と思えるためには、手術の流れにうまく乗ることが大切です。
そして、流れに乗れるかどうかは序盤で決まることが多いため、開腹手術の場合はメスで皮膚切開してから腹腔内操作に移るまでの器械出しがポイントです。
「器械出しで極度に緊張してしまう」「頭が真っ白になって、次にどうすれば良いのか分からなくなってしまう」という方は、まずは皮膚切開してから腹腔内操作に移るまでの序盤の流れをイメージできるようにしましょう。
「執刀の先生は、次にどうしたいのかな?」を考えると、上手に器械出しできるようになります!
焦らずに、1つひとつハードルを乗り越えていきましょう!




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