冠動脈バイパス術(CABG)の器械出し看護・心臓手術外回り看護ポイント解説!【バイパス用血管-冠動脈吻合の手術看護手順】

心臓血管外科・呼吸器
この記事は約6分で読めます。

※この記事はPRを含みます

『冠動脈バイパス術の器械出し看護ができるようになりたい』
『心臓手術の器械出しが苦手で自信がない…』
『CABGの流れや看護ポイントをしっかり理解したい』

そんな不安や悩みを感じていませんか?

冠動脈バイパス術は、工程が多く使用器械も特殊で、
器械出し・外回りともに高いレベルが求められる手術です。

  • なんとなく流れは分かるけど、自信を持って動けない
  • 次に何が来るのか予測できない
  • 緊張して器械出しがうまくいかない

ですが安心してください。
CABGは流れとポイントを体系的に理解すれば、確実に動けるようになる手術です。

この記事では、

  • 手術の全体像
  • 器械出し看護の具体的な動き
  • 外回り看護で押さえるべきポイント

を、現場でそのまま使えるレベルで分かりやすく解説しています。

「ただ知識を知るだけ」ではなく、
“明日から実際に動けるようになる”ことをゴールにした内容です。

CABGに苦手意識がある方も、これから担当する方も、
ぜひ最後まで読んで、自信を持って手術に臨める状態を目指しましょう。

冠動脈バイパス術(CABG)とは

■ 手術の目的

狭くなった冠動脈の先に新しい血管(グラフト)をつなぐことで、
血流をバイパスし、心筋への血液供給を保つ手術。

■ イメージ

【狭窄部】→❌血流低下

【バイパス作成】→⭕別ルートで血流確保

■ 背景(虚血性心疾患)

冠動脈が狭くなることで血流が低下し、
心筋に十分な酸素が届かなくなる状態。

重症例では血管が完全に閉塞していることもある。

■ 他の治療との違い

  • バイパス術:新しい血管をつなぐ(迂回路を作る)
  • カテーテル治療:血管を内側から広げる・削る
  • ステント治療:金属の筒で血管を広げた状態に保つ

■ ポイント

「詰まったところを治す」のではなく、
「新しい道を作る」のがCABGの最大の特徴。

手術開始までの準備

術野準備の流れ(CABG)

① 術野の消毒

前胸部から膝下までを広範囲に消毒する。
CABGではグラフト採取も考慮し、下肢まで含めて準備するのが特徴。

② ドレーピング

冠動脈バイパス手術用ドレープを使用し、術野を確保する。

  • ドレーピングを実施
  • イソジンドレープなどを貼付し、清潔野を保持

③ 機器セッティング

手術開始に備え、各種デバイスを準備する。

  • 電気メスの接続・動作確認
  • サクションチューブの準備
  • その他デバイス類のセッティング

ポイント

CABGでは「胸部+下肢」を同時に扱うため、
消毒範囲・ドレーピング範囲が広い点に注意。

皮膚切開~胸骨正中切開・心膜切開

胸骨正中アプローチの手術手順

① 皮膚・筋膜の切開

胸骨正中をランドマークに、胸骨上窩から剣状突起下まで皮膚切開を行う。
その後、胸骨が露出するまで筋膜・皮下組織を順次切開する。

② 胸骨正中切開

  • 電動骨切開器を使用し、胸骨上縁から下縁へ縦切開
  • 骨髄出血は骨止血材や電気メスで止血
  • 胸骨開創器や開胸器で胸骨を左右に開く

器械出し看護ポイント
・電動器械は使用前に必ず作動確認
・未使用時は誤作動防止(電源オフ・バッテリー管理)
・安全管理を徹底する

③ 胸腺組織の処理

前縦隔の胸腺組織を確認し、吸収糸で結紮・処理を行う。

④ 心膜切開

  • 吸引や鉗子で視野を確保しながら心膜を切開
  • 心膜に牽引用の糸をかけ、開創器に固定

ポイント

胸骨正中アプローチでは、
「安全な視野確保」と「出血コントロール」が重要。
特に電動器械の取り扱いは安全管理が最優先となる。

冠動脈バイパス用の動静脈採取

💡 転職を考えたとき用メモ

毎日の業務に疲れを感じている方もいるかもしれません。
今すぐでなくても、情報だけ先に集めておくのがおすすめです。


手術室看護師におすすめの転職サービス3選
(無料登録・転職しなくてもOK)

コメント

タイトルとURLをコピーしました