円錐切除術は子宮頸がんや膣部のがんに対して行われる治療方法の1つであり、手術時間は30分~1時間と比較的短時間で終わる手術です。
しかし、「円錐切除の具体的な手術手順について分からない」、「器械出し看護をすることになったが、インターネットで調べても知りたい情報が出てこない」など悩む方も多いのではないでしょうか。
そのような方に向けて、この記事ではオペ看勉強用としてレーザーを使用した円錐切除の手術手順マニュアルを解説しています。
また以下の記事では患者さん向けに円錐切除術を解説しています。
子宮頸部円錐切除術とは?
『円錐切除術』とは、子宮膣部・子宮頸部の腫瘍性病変に対する手術方法のひとつです。
この手術は子宮頸部で異常のある部分を円錐状に切り取る手術であり、手術時間は30分〜1時間程度です。
子宮温存治療であり子宮を全摘出しないため、手術後に妊娠・出産することも可能となります。
一方、子宮温存により病巣遺残の可能性もあるため、症例ごとの対応が必要です。
子宮頸部円錐切除術の方法にはレーザーを使用するものの他に、cold knifeを使用する方法・ハーモニックスカルペルを使用する方法・LEEP(Loop Electrical Excision Procedure)法があります。
子宮頸部円錐切除術の適応疾患
子宮頸部円錐切除術を実施できる適応疾患は以下のとおりです。
※いずれも脈管侵襲・癒合浸潤・切除断端が陰性の場合
- 高度異形成
- 上皮内癌
- 微小浸潤扁平上皮癌Ⅰa1期
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