OP-CABG(オフポンプ冠動脈バイパス術)手術流れ【医師・看護師向け】

心臓・形成
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※施設によって、使用器械や医療材料、言葉の言い回しは異なります

  1. 開胸→胸腺結紮→心膜針糸
  2. 吻合用血管採取手順
    1. 【大伏在静脈採取手順】
    2. 【橈骨動脈採取手順】
    3. 【胃大網動脈採取手順】
  3. 内胸動脈(LITA・RITA)採取・サフェナ採取
    1. 内胸動脈(LITA・RITA)の剥離
  4. 心膜切開
    1. 胸腺組織の結紮
    2. 心膜切開
      1. 【器械出し看護ポイント】心膜切開後はメインイベントの「吻合」に移るため、この段階で器械台上は「吻合に使用する器械」を並べる
      2. 【器械出し看護ポイント】CABG吻合に使用する器械
  5. 大動脈吻合(エンクローズ設置の場合)
  6. 大動脈吻合(サイドクランプ鉗子使用の場合)
    1. サイドクランプ鉗子での遮断
    2. メスで大動脈(アオルタ)血管壁に吻合用の穴をあける
    3. パンチャー(小)⇨パンチャー(大)の順で穴をあける
    4. 吻合・サイドクランプ鉗子抜去
      1. 【器械出し看護ポイント】サフェナ(大伏在静脈・橈骨動脈)-中枢側の大動脈吻合時の細かいポイント
  7. 心臓脱転用の糸かけを行う(LIMAスーチャ―をかける)
      1. 心臓脱転用の糸かけを行う(LIMAスーチャ―をかける)目的とは?
      2. 【器械出し看護ポイント】このタイミングで心臓脱転用の糸かけを行う(LIMAスーチャ―をかける)のはなぜ?
      3. 【器械出し看護ポイント】心臓脱転用の糸かけを行う(LIMAスーチャ―をかける)際の器械出し手順
  8. ITA(両側内胸動脈)−冠動脈吻合
  9. サフェナ−冠動脈吻合・閉胸

開胸→胸腺結紮→心膜針糸

開胸後、胸腺を止血するために吸収糸で結紮します。その後、心膜を切開し、視野を確保しながら心膜に針糸をかけて準備を進めます。これにより、手術中の視野が安定し、心臓へのアクセスが整います。

① 胸腺結紮には吸収糸を使用する。
② 心膜切開はコッヘル止血鉗子やサクションで視野を確保しながら行う。
③ 心膜に針糸をかけ、糸端を中ウエックでクリップし、オクトベース開胸器のホルダーに把持する。

吻合用血管採取手順

【大伏在静脈採取手順】

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