【休職中の全ての看護師へ】先輩からの悪口と誤解の苦しさ

楽しく働く
この記事は約5分で読めます。

※この記事はPRを含みます

看護師として働く中で、人間関係や職場での悪口に苦しみ、心身ともに限界を迎えて休職に至る方は少なくありません。特に「自分がやっていないことを誤解される」「悪口を言われて評価が下がる」といった状況は大きなストレスとなります。

私自身も看護師プリセプターをしていた頃に、全く身に覚えのない悪口を言ったと誤解され、上司から叱責を受けた経験があります。その出来事は、今でも心に残る大きな出来事です。

本記事では、看護師が休職に追い込まれるほど悩む人間関係や悪口、誤解について、私自身の体験を交えながらお話します。悩む看護師の心が少しでも軽くなりますように。


看護師を苦しめる人間関係と悪口

職場の人間関係が休職につながる理由

看護師という仕事は、患者さんに寄り添う責任の大きい職種です。その一方で、現場では先輩や後輩、医師や他職種との連携が必須であり、人間関係のストレスが常につきまといます。

特に新人や若手の看護師は、まだ知識や経験が浅いため「弱い立場」に置かれがちです。そのため、誤解を受けても自分の意見を言い返せず、悪口が広まってしまうこともあります。結果として精神的に追い詰められ、休職せざるを得ないケースも少なくありません。

実体験:プリセプター時代に受けた誤解

私が看護師3年目でプリセプターをしていたときのことです。新人指導に真剣に向き合っていたにも関わらず、突然上司に呼び出され「あなたは先輩と一緒に新人の悪口を言っていた」と責められました。

もちろん、そんな事実は全くありません。新人を大切に思っていたからこそ、悪口を言う理由なんて一切ありませんでした。しかし、管理職に対して「違います」と反論する勇気はなく、結局「すみませんでした」と謝るしかありませんでした。その瞬間、私が悪口を言ったと「認めた」ことになり、職場での評価も下がったように思えました。

こうした誤解や悪口は、当事者の心を深く傷つけます。そして、その経験が積み重なることで「自分の居場所はここにないのではないか」と感じ、休職という選択に追い込まれるのです。


休職中にできる心の回復方法

休むことは仕事の一部

看護師は「休むこと=怠け」と考えてしまう人が多いですが、それは誤解です。休職は「充電期間」であり、次に進むために必要なステップです。心が枯渇してしまったときは、無理に復職を急ぐ必要はありません。

しっかり休むことで、エネルギーが徐々に回復し「もう一度看護師として働きたい」と自然に思える日が来ます。だからこそ、今は「休むことも仕事のひとつ」と割り切って、自分を責めないことが大切です。

自分が好きなことに正直になる

休職期間は、自分の好きなことに向き合う絶好のチャンスです。
・美味しいものを食べる
・好きな音楽を聴く
・自然の中で過ごす
・信頼できる友人と会う

こうした「心が喜ぶこと」に時間を使うことで、気持ちが少しずつ回復していきます。看護師としての役割を一旦手放すことで、自分の本当の気持ちや価値観にも気づくことができます。


復職か転職か…次のステップを考える

復職を選ぶ場合

休職後に同じ職場へ復職するかどうかは、大きな悩みのひとつです。人間関係が原因で休んだ場合、復職しても同じ悩みが繰り返される可能性があります。そのため、復職する際は以下を意識することが大切です。
・信頼できる上司や同僚に相談してから復帰する
・業務量や配属先を調整できるか確認する
・小さな成功体験を積み重ねて自信を取り戻す

復職は不安もありますが、環境を整えながら少しずつ再スタートすることで、以前よりも働きやすくなるケースもあります。

転職を選ぶ場合

もし職場の人間関係や悪口が解決困難な場合は、転職も有効な選択肢です。看護師の資格はどこでも通用する強みがありますし、病院やクリニック、訪問看護など働き方も多様です。

特に「人間関係が良好な職場」や「教育体制が整った職場」を探すことで、以前のようなストレスを避けられる可能性があります。最近では看護師専門の転職エージェントもあり、自分に合った環境を見つけやすくなっています。


悪口や誤解に負けないために

誤解を完全に解くのは難しい

職場での誤解や悪口は、必ずしもすぐに解決できるものではありません。特に立場が弱い新人や若手看護師にとって、上司や先輩に反論するのは難しいのが現実です。

無理に誤解を解こうとすると「生意気」と受け取られるリスクもあり、どちらにしてもマイナスになることがあります。そのため「誤解を解くことに執着しない」という考え方も大切です。

日々の仕事ぶりが信頼につながる

悪口を言われたとしても、日頃から真摯に患者さんや仕事に向き合っていれば、自然と信頼は積み重なります。誤解が残っても、時間が経つにつれて「あの人は誠実な看護師だ」と評価されることもあります。

つまり、誤解や悪口にとらわれすぎず、目の前の仕事を丁寧に積み重ねることが、長期的には一番の解決策になるのです。


まとめ

看護師という仕事は、人間関係や悪口によるストレスが原因で休職に追い込まれることが少なくありません。私自身も誤解によって大きなダメージを受けた経験があります。

しかし、休職は「逃げ」ではなく「充電期間」です。しっかり休み、自分の好きなことに正直に過ごすことで、心は必ず回復していきます。その上で、復職か転職かを自分に合った形で選べば良いのです。

この記事にたどり着いたあなたに伝えたいのは、今のつらさは決してあなただけのものではないということ。休職も人生の大切なステップであり、あなたの未来には必ず新しい道があります。

無理をせず、少しずつ前に進んでいきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました