「看護師辞めたい」は甘え?―318人のリアルな声と「職場に行けなくなった日」の実体験

楽しく働く
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毎朝、病院に近づくと胸が苦しくなる。涙が出そうになる。

そんな経験があるのに、看護師の仕事は「辞めたい」と思うだけで“甘え”とされがち。

でも本当にそうでしょうか?

オペ看めろんInstagramでフォロワーの皆さんに意見を聞いたところ、300件を超えるアンケートへの回答が集まり、そこには我慢の限界を超えたリアルな声があふれていました。

今回この記事を作成しようと思った理由は、私自身が先日、職場に向かう通勤路で動機と吐き気が止まらず「職場に行けなくなった」という経験をしたからです。

10年働いてきて初めての経験であり、その状況に焦ると同時に、「自分もこのような状況になることがあるのか」と私自身が一番驚きました。

そして職場での身の置き方や、転職を視野に入れた今後の働き方を考える中で、改めてこんなことにも気付かされました。

現場に苦しむ人は、私だけじゃない。

私よりも苦しみ、そして休職することになってしまった人がいる、ということ。

1年目も、5年目も、10年目も、20年目も、現場で働く人の「苦しい」が少しでも「楽しい」にならないものか。

お互いが「楽しい」と思いながら働いては、いけないものだろうか?

そんな未来を実現できるとしたら、今の私にできることは何だろうか?

そんなことを思いながら、この記事では私自身が「職場に行けなくなった日」の体験談を交えながら、現場を明るく生きていくための未来を一緒に考えていきます。

このブログを読んだ方の、

「自分は1人じゃなかった」

「もうちょっと頑張ってみようかな?」

そんなきっかけになれたらと思っています。

「看護師辞めたい」は甘え!?318人のリアルな回答

インスタグラムのストーリーズで「看護師の仕事について」アンケートをとったところ、318人中57%が「辞めたいと思いながら働いている」と回答しました。つまり、辞めたいと感じるのは特別なことでも、弱さでもありません。むしろ、誰もが一度は抱く“普通の感情”です。

看護師を続ける中で「辞めたい」と思うのは、あなたの甘えではありません。

アンケートには「自分だけだと思ってた」「みんな我慢してるのかと思ってた」という声が多く届きました。

「どんな時に辞めたくなった?」実際のエピソード

以下の回答はオペ看めろんInstagramに寄せられた回答です。※回答の掲載許可は頂いています。

またオペ看めろんInstagramのDMやコメント欄にて個別に以下のようなメッセージも届きました。皆さんいつも本当にありがとうございます。(※DM掲載許可は得ています)

質問BOXには、看護師さんからのリアルな声がたくさん届きました。最も多かったのは 人間関係の悩み。「先輩に怒られ続け、自信を失った」「無視に耐えられなかった」など、心に深く傷を残すエピソードも多く寄せられました。

辞めたいと感じた瞬間は人それぞれですが、共通するのは「自分を守れないほど追い詰められている」という点。あなたが感じているつらさも、決して一人じゃありません。

みんなが実感した「転職してよかった理由」

オンコールの頻度が減って、心にゆとりができました!

手術室特有の“人間関係の濃さ”から離れて気持ちが軽くなった!

教育体制が整った病院に移り、怒られるだけの毎日から卒業できた!

夜勤がなくなって、体調が安定。プライベートも取り戻せた!

給料が月+5〜8万円アップ!手当もちゃんとつく職場に出会えた!

相談しやすい師長さんのもとで働けて、毎日が本当に楽に…

みんなが実感した「転職してよかった理由」は、多くの場合“心と体の余裕が戻ったこと”に集約されます。オンコールの頻度が減り、夜中に呼ばれるかもしれない不安から解放され、睡眠の質が改善したという声はとても多いです。

手術室特有の人間関係の濃さや閉鎖的な雰囲気から離れ、毎朝の出勤が怖くなくなった、誰かの顔色を伺わずに働けるようになったという人もいます。教育体制が整った環境に移ることで、怒られるだけの毎日から卒業し、段階的に学べる安心感の中で“できる”が増えていく実感を取り戻した方も。

「学ぶのが楽しくなった」という声も珍しくありません。また、夜勤がなくなり生活リズムが整うことで体調が安定し、プライベートの時間が生き返ったという方も。多くのオペ看が「前より笑えるようになった」「仕事終わりに泣かなくなった」と話しており、転職は逃げではなく、自分の力を発揮できる場所を選ぶ前向きな選択です。環境が変わるだけで、看護の楽しさや自分らしさを取り戻すことは十分可能です。

転職は“退職”ではない!まずは選択肢を知ることが大事

「転職活動=辞めること」ではなく、“より良い働き方を知るための情報整理”だという点は、意外と見落とされがちです。まず大切なのは、いま抱えている悩みを丁寧に言語化すること。

人間関係のストレスなのか、教育体制への不安なのか、夜勤やオンコールなど働き方そのものが合っていないのか…。自分のしんどさの正体を把握するだけでも心が軽くなることがあります。

次に、他の病院の教育体制や働き方を知ることで、「こんな環境があるなんて知らなかった」と視野が広がります。年収・業務量・休みやすさなどの相場を具体的に教えてもらうことで、今の職場が“普通”なのか“負担が大きすぎる”のかが見えてきます。こうした情報を整理したうえで初めて、自分に合う環境を探すというステップに進めます。相談を重ねた結果、「今の職場でもう少し頑張れる」と思えるならそれも立派な選択ですし、「転職した方が成長できそう」と感じるならその決断も正解です。

重要なのは、周りに流されるのではなく、選択肢を知ったうえで自分の意思で決められること。転職活動は、あなたの働き方を見直し、未来を整えるための“自己理解のプロセス”なのです。

手術室看護師に人気の転職サービス3社

サービス名推しポイント実績
看護roo!オペ室求人が探しやすい・LINE相談OK求人数229,931件
レバウェル看護内部情報が圧倒的に多い年4000回の職場訪問
ナース専科求人数と利用者実績が最大規模20万件以上/利用者数100万人

手術室は専門性が高く、職場によって働きやすさが大きく違うのが特徴です。 「今の環境…このままでいいのかな?」と感じる瞬間があるなら、まずは情報収集だけでも始めてみるのがおすすめです。

ここでは、実際にオペ室看護師からの満足度が高い3社を紹介します。 すべて無料なので、まずは“自分の選択肢”を知るところから始めてみてください。


看護roo! 転職(オペ室求人×使いやすさ No.1)

こんな人におすすめ:とにかくまずはラクに求人を見たい人

  • 検索で「オペ室(手術室)」を直接選べる
  • 求人数 229,931件(全国規模)
  • LINEで相談OK。忙しいオペ室でも使いやすい
  • 求人に載っていない内部情報をキャリアアドバイザーが教えてくれる
  • 自己診断コンテンツが豊富で、キャリア整理がしやすい

まずは「どんなオペ室求人があるか見てみたい」人なら、ここ一択。

看護roo!】はこんな方におすすめ!

  • 自分に向いている環境がわからず、自分迷子な方
  • 今すぐ職場を変えたい訳ではないが、自分に合った職場の情報を集めたい方
  • はじめて転職する方

\ 転職初心者さんに大人気! /


レバウェル看護(内部情報の詳しさ No.1)

こんな人におすすめ:職場の雰囲気や人間関係が気になる人

  • 年間 4000回以上 の職場訪問で内部情報が圧倒的に豊富
  • 求人数 15万件以上
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  • 地域専任アドバイザーが、エリアの病院事情を熟知
  • 面接対策・条件交渉をすべて代行

「人間関係どう?オンコール回数は?」など、聞きにくい内部事情まで知りたいなら最有力。

転職活動を全面サポート!【レバウェル看護】

ナース専科 転職(自分に合った職場が見つかる)

こんな人におすすめ:とにかくたくさん比較したい人

  • 掲載求人 20万件以上 で業界最多
  • 累計利用者 100万人
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  • 臨床経験のある看護師アドバイザーも在籍
  • 地域密着でリアルな口コミも共有してくれる

「地方」「専門性の高い病院」「こだわり条件」など、選択肢を広く持ちたい人に最適。

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「看護師辞めたい」は「甘え」じゃない!まずは “情報収集” から!

転職サイトは「登録したら絶対転職しなきゃいけない…?」と思いがちですが、 実際は『求人を見るだけ』『相談だけ』でも全然OKです。

むしろ、早めに登録=良い条件のオペ室求人を先に確保できるので、 今すぐ辞めるつもりがなくても、「いつでも動ける状態」を作っておくのが賢い選び方です。

「いまの職場が合っていないかも…」と感じているあなたへ。 選択肢を持つだけで、仕事のしんどさがスッと軽くなることがあります。

最後に。オペ看めろんが“職場に行けなくなった日”の実体験

つい先日。
人間関係に苦しみました。

1年目からお世話になってきた先輩、新人指導を通して関わってきた後輩、そして同僚。この10年間、いろんな人に支えられ、そして支え合いながら、ここまでやってきました。
でも、その「いままで」が、一体何だったのだろうと思わせられるような、一緒に働いてきた10年の中で「信頼関係」と呼ばれるものは、出来上がらなかったのだろうか?
そう思わせられる場面に直面し、少し前まではさほど意識していなかった「人間関係の裏の部分」のようなものを見せつけられ、考えさせられ、その日の夜は眠れませんでした。

そして次の日の朝、いつもの通勤途中で吐き気と動悸に襲われ、そして出勤することができませんでした。

10年働いてきて、初めてのことでした。

これまでフォロワーさんからも人間関係に関する相談は頂く機会があったのですが、今思えばどこか表面的な返ししかできていなかった…と。そのことを強く後悔しています。

「こんなに苦しいのか」と。

人間関係の悩みと言えば「よくある話」で片付けられてしまう。けれど、その苦しさの深さは当事者にしか分からない。
正義を振りかざす言葉はときにナイフのように鋭く、弱い立場にいる人ほど深く傷つく。

そんな人たちとどう向き合うのか。


考え抜いた結果たどり着いた答えは――やはり「距離を置く」ことでした。


相手を変えることはできない。物理的に難しければ、心理的に距離を取る。
自分の心を守るために。

そして私はあらためて、「現場で苦しめられる人が減ってほしい」と強く感じました。
どんなに忙しくても、弱い立場の人にストレスをぶつけていい理由にはならない。
嫌な気持ちになる言葉が当たり前に飛び交う空気感が、少しずつでもなくなってほしい。

「看護師楽しい」って思いながら職場で働ける人が増えて、その空気感が他の職場にもどんどん浸透して、「苦しくない」が「当たり前」になったら・・・これって、理想論ですかね?

でも時代の流れとともに、根本が腐ってる職場は淘汰されて然るべきだとも思います。

ほんの少しでいい、お互いに相手の立場を思いやれる環境が広がっていけばいい。

そのためにはまず、自分自身が幸せで、満たされていることが大前提。
心に余白がなければ、誰かを思いやることはできない。

そして私は、発信を通してその流れを後押ししていきたい。
現場でがんばる人たちが、少しでも心軽く働けるような未来を信じて。

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