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「シロッカー手術にどんなリスクがあるのか心配」「抜糸の痛みはどのくらいか気になる」など、シロッカー法について多くの不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シロッカー手術のリスクや抜糸の痛みなど様々な疑問に対して、現役オペ室看護師が回答します。
シロッカー手術を受けることに不安のある方や、手術を受けることを迷っている方はぜひ参考にしてください。
【この記事で分かること】
✅ シロッカー手術のリスク
✅ 抜糸の痛み(シロッカー手術後)
✅ シロッカー手術のやり方やマクドナルド法との違い
入院中に寝たきりでもできる暇つぶし方法や、必須アイテムを知りたい方は、以下の記事で紹介中です。
シロッカーとは?子宮頸管縫縮術や子宮頸管無力症について
シロッカーとは「子宮頸管縫縮術」の1つ
シロッカーとは「子宮頸管縫縮術」の手術方法の1つです。
子宮頸管縫縮術とは「子宮頸管」と呼ばれる子宮の入り口をテープで縛り、早くに赤ちゃんが出てきてしまうこと(早産)を予防するための手術です。
子宮頸管縫縮術には、シロッカー法の他にマクドナルド法と呼ばれる方法もあります。
シロッカー手術(子宮頸管縫縮術)が必要なケースとは?
シロッカー手術は以下のような方に必要な手術です。
- 子宮頸管無力症の方
- 反復・習慣流早産の経験がある方
- 妊娠中期以降の切迫流早産の方
- 多胎妊娠の方
- 子宮奇形合併妊娠の方
- 子宮筋腫合併妊娠の方
- 前置胎盤の方
シロッカー手術は基本的に切迫早産のリスクが高いと判断される方が必要となる手術です。
そのため、「急に自宅安静となってしまった」「切迫と診断されて自宅にいるけど、毎日が暇で仕方ない…」このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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PRシロッカー手術が必要となる子宮頸管無力症とは?
シロッカー手術は子宮頸管無力症といい、早産リスク(赤ちゃんが予定よりも早く産まれるリスク)の高い方にも必要とされています。
子宮頸管無力症とは?
妊娠中期以降に外出血や子宮収縮などの切迫流早産徴候を自覚しないにもかかわらず子宮口が開大し胎胞が形成されてくる状態のこと
子宮頸管無力症となる原因とは?
子宮頸管無力症の原因は不明であるケースが多いですが、
- 先天的に子宮頸管に問題がある
- 出産を一度経験されたことにより、子宮頸管が裂傷している
- 円錐切除術を受けたことがある
- 子宮頸管拡張等の治療を受けたことがある
- 内容除去術を受けたことがある
- 流早産の既往がある
などと関連性があるとされています。
しかし、これらに当てはまらない場合でも子宮頸管無力症と診断されるケースもあるため、自覚症状にとらわれず医師の診断を受けることが大切です。
シロッカー手術のやり方とは?手術手順とマクドナルド法との違い
シロッカー手術のやり方とは?具体的な手術手順を解説
シロッカー手術のやり方の具体的手順は以下の通りです。
- 手術室にベッド・ストレッチャーで向かいます
- 手術室に到着したらご本人確認のために【名前】【生年月日】【血液型】【受ける手術名(シロッカー手術)】を答えます
- 心電図モニターや血圧計を装着します
- 麻酔がかかり、眠りにつきます(ここから意識は無くなります)
- 消毒を行い、シロッカー手術開始となります
- 子宮・膣の壁の一部をメスなどを使用して切ります
- 「子宮頸管」と呼ばれる子宮の入り口をテープで縛ります
- 尿を出すための管を入れて、手術終了となります
- 麻酔を覚まし、入院病棟へ戻ります
以下の記事は手術室看護師向けの手術解説手順ですが、自分や家族が受ける手術手順について詳しく知りたいという方はぜひ参考にしてください。
マクドナルド法とシロッカー法の違いとは?2種類の方法について
子宮頸管縫縮術の方法には『シロッカー法』や『マクドナルド法』があります。
どちらも手術目的は同じですが、やや手術方法が異なります。
シロッカー法は、膣粘膜に切開を加えて縫合糸を通し、出来るだけ内子宮口に近いところで子宮頚管を縫縮する手術方法である一方で、マクドナルド法は外子宮口側で子宮頸管を縛ります。
シロッカー手術のリスクについて
シロッカー手術はリスクが高い?
シロッカーの手術時間・出血量・難易度は一般的に以下の通りです。
・手術時間:約30分程度
・予想出血量:約50g
・手術難易度:★★☆
<参考文献:研修医のための見える・わかる外科手術>
リスクに関しては個人の状態も大きく関わるものの、一般的にシロッカーは「非常に難しい手術」という訳ではありません。
また妊婦さんに対して、比較的高い頻度で行われる手術です。
シロッカー手術による具体的なリスクとは?
シロッカー手術による具体的なリスクには以下のようなものがあります。
- 出血のリスク:手術部位の周囲の血管から出血が起こることがあります
- 感染のリスク:手術部位の近くから感染を引き起こすことがあります
- 破水のリスク:手術中もしくは手術後に羊水が漏れてしまうと早産につながるケースがあります
しかしこれらはあくまでも考えられる例であり、「このようなリスクもゼロでは無い」ため執刀医からも説明を受けるかと思いますが、過度に心配する必要はありません。
シロッカー手術をせずに放置することで起こるリスクとは?
シロッカー手術は子宮頸管無力症といい、「妊娠中期以降に外出血や子宮収縮などの切迫流早産徴候を自覚しないにもかかわらず子宮口が開大し胎胞が形成されてくる状態」の方に必要とされています。
そのため、シロッカー手術が必要とされているにも関わらず放置してしまうと、早産(赤ちゃんが予定よりも早く産まれること)のリスクが高まります。
シロッカー手術の抜糸について
シロッカーの抜糸はいつ行う?
シロッカーの抜糸は、妊娠末期(妊娠35週〜37週)に行います。
抜糸は早すぎても早産のリスクが高まり、遅すぎると陣痛が来てしまうので、妊婦さんの状態を見ながら主治医が抜糸するタイミングを決めます。
妊娠10ヶ月に入り、赤ちゃんの発育も順調であり、いつ産まれても大丈夫だと判断された時点で抜糸します。
「抜糸は痛い!?」シロッカー抜糸の痛みはどのくらい?
インターネット上では「抜糸はとても痛い!」「出産より痛かった」などという言葉も見られ、不安に感じる方も多いかと思いますが、実際には「チクチクされているな」という程度の感覚です。
そのため、あまり過度に不安を抱える心配はありません。
シロッカー抜糸後にそのまま出産するケースもある?
妊娠末期(妊娠10ヶ月以降)に抜糸を行ってから、数日後に出産に至ることが多いですが、抜糸後にそのまま出産するケースもあります。
特にもう1つの子宮頸縫縮術の方法であるマクドナルド法の場合は、陣痛が来てから抜糸するケースがよくあります。
その場合はシロッカー抜糸当日からそのまま入院となるため、入院グッズをまとめておくことをおすすめします。
シロッカー抜糸後はどうなるの?
抜糸を行ったことによって、子宮口がすぐに開くわけではありません。
しかし、抜糸は赤ちゃんがいつ産まれても良いとされる妊娠10ヶ月以降に行うことから、まれに「すでに子宮口が何センチか開いていた」などのケースもあります。
その場合は、そのまま分娩・出産となることもありますし、主治医の判断の下、点滴を行いながら安静となることもあります。
シロッカー手術はリスクが高い?抜糸の痛みはどのくらい?現役オペ室看護師が疑問に回答まとめ
この記事では、シロッカー手術のリスクや抜糸の痛みなど様々な疑問に対して、現役オペ室看護師が回答しました。
シロッカー手術を受けることに不安のある方や、手術を受けることを迷っている方はぜひ参考にしていただけると幸いです。
シロッカー手術は基本的に切迫早産のリスクが高いと判断される方が必要となる手術です。
そのため、「急に自宅安静となってしまった」「切迫と診断されて自宅にいるけど、毎日が暇で仕方ない…」このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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