『腟式手術の器械出し看護をやったことがなくて不安』
『腟式子宮全摘術の手術の流れを知りたい』
『腟式子宮全摘術の看護ポイントを知りたい』
このように思う手術室看護師のために
腟式子宮全摘術について解説していきます
腟式子宮全摘術とは?
腟式手術とは、
腟からのアプローチで行う手術方法で、
お腹に傷をつけることなくできる手術方法です
腟式子宮全摘術では、
膣から子宮を目視できるところまで引き出し、
子宮の全摘と縫合を行います
【対象疾患】
☆子宮筋腫
☆子宮腺筋症
☆子宮脱
☆子宮頸部異形成
などの疾患で、子宮の摘出が必要な患者が対象となります
また、経産婦の方が対象となります
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患者入室〜麻酔導入・挿管
①手術当日、患者は病棟看護師とともに手術室へ向かいます
②手術室入室前に患者の本人確認を行います
手術前の患者さんの準備や入室時に必要な確認事項については以外の記事にまとめています
③血圧計や、心電図モニターを装着し、麻酔導入に移ります
④麻酔導入後、挿管(そうかん)を行います
麻酔から挿管までの手順は以外の記事にまとめています
体位固定(砕石位)
腟式子宮全摘術は砕石位で手術を行います
手術体位固定時の外回り看護のポイントや気を付けるべき注意事項については以下を参考にしてください
術野消毒〜電気メスなどセッティング
①臍下から大腿上部までを消毒します
②腟内を消毒します
③腟式手術用ドレープをかけます
④電気メスやエネルギーデバイス、サクションチューブを接続します
導尿
カテーテルを挿入し、導尿を行います
導尿を行った場合は
尿量をカウントし、
輸液でイン・アウトバランスを保ちます
小陰唇・膣腔の開創
小陰唇の開創
開創器の使用、
もしくは肛門側への針糸固定を行い
左右へ小陰唇を開きます
膣腔の開創
①腟鏡を使用し、腟腔を開きます
②膣壁圧定鉤や直角鉤を使用し、膣前壁を圧排します
③膣腔の術野を十分にとります
子宮牽引&膀胱子宮窩腹膜(ぼうこうしきゅうかふくまく)切開
子宮下部の牽引
①マルチン単鉤鉗下を使用し、子宮膣腔前唇と子宮膣腔後唇を把持します
②子宮下部を下方へ牽引します
子宮頸部と膀胱剥離
①膀胱の下縁と直腸下縁の遠位をNo.10メスで全周的に切開します
②鉗子やクーパーを使用して膀胱を上方に圧排します
③子宮頸管の結合組織と膀胱下部を剥離します
膀胱子宮窩腹膜の切開
①アリス鉗子や粘膜鉗子を使用し、膀胱子宮窩腹膜を牽引します
②膀胱子宮窩腹膜を切開します
③膀胱側の腹膜を開放し、針糸でマーキングをしておきます
後膣円蓋部切開&ダグラス窩腹膜切開
後膣円蓋部の切開
①子宮膣部を前方へ牽引します
②No.10メスを使用し、全周的に後膣壁切開を切開します
③後膣円蓋部を切開し、結合組織を切断します
ダグラス窩腹膜の切開
①ダグラス窩の腹膜を切開し、腹膜内へ到達します
②針糸をかけ、ダグラス窩腹膜をマーキングしておきます
仙骨子宮靱帯・円靭帯・卵巣固有靱帯・卵巣部の切離
仙骨子宮靱帯の切離
①電気メスを使用し、基靭帯の一部と膀胱子宮靱帯下部を切開します
②鋸刃鉗子やペアン止血鉗子を使用し、仙骨子宮靱帯を挟みます
③仙骨子宮靱帯を結紮し、切離します
子宮動静脈下行枝の確認
①子宮動静脈下行枝の走行を確認します
②ケリー剥離鉗子を使用し、子宮動静脈下行枝を挟みます
③左右の子宮動静脈下行枝を切断し結紮します
円靭帯・卵巣固有靱帯・卵巣部の切離
①左右の円靭帯・卵巣固有靱帯・卵巣部の切離に針糸をかけ、結紮します
②円靭帯・卵巣固有靱帯・卵巣部の切離を行います
子宮結合組織を切離する際は
・鋸刃鉗子(基本的には反ったタイプのものを使用)
・ケリー剥離鉗子
・明石鉗子
・マルチン単鉤鉗子
・ペアン止血鉗子
・クーパー(長いタイプのもの)
を使用するため器械台上に準備しておきます
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子宮の摘出
膣部から子宮を摘出します
骨盤底腹膜の縫合
①両付属器(卵巣+卵管)の断端を腹膜の外に出します
②骨盤底腹膜を縫合します
③腹腔を閉鎖します
縫合前に、ガーゼカウントと器械カウントを実施し
体内遺残がないことを確認します
膣壁形成(ちつへきけいせい)
①膣前壁に牽引糸をかけます
②牽引糸周囲を剥離します
③メスで切開し、クーパーやメッツェンバーム剪刀を使用し、用手的に剥離します
④膀胱瘤を確認し、周囲を巾着縫合します
膣断端の縫合
①膣断端をトリミングし、縫合します
②膣断端の消毒を行います
手術終了〜麻酔覚醒・抜管、患者退室
手術終了後、麻酔覚醒と抜管を行い
患者退室となります
腟式(ちつしき)子宮全摘術の手術看護まとめ
今回は腟式(ちつしき)子宮全摘術の手術看護について解説しました
✅ 腟式手術の器械出し看護をやったことがなくて不安な方
✅ 腟式子宮全摘術の手術の流れを知りたい方
✅ 腟式子宮全摘術の看護ポイントを知りたい方
ぜひ参考にしてください!
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