広告お名前.com
私たちの脳は普段どんな働きをしているのか?
「理性」や「欲求」はどこからくるものなのか?
奥が深い「脳」について、ほんの少し解説していきます!
「脳」の役割って何?
脳は、運動や言語、思考など、人間の活動全体の「司令塔の役割」を持っています
脳は大きく分けて「大脳」、「小脳」、「脳幹(のうかん)」の3つの領域に分けられ、それぞれの部位が独自の役割を持って連携しています
脳の3つの領域の中で一番大きいのが「大脳」で、大脳には感覚・思考・感情・記憶などの精神や活動を制御する働きがあります
「小脳」は体の平衡(へいこう)感覚の保持や、運動の円滑化など、運動学習の中枢を担う働きを持っています
「脳幹」は、間脳・中脳・橋(きょう)・延髄(えんずい)をまとめた部位を指し、呼吸や睡眠、心拍数の調整など、生命を維持するための中枢を担う働きを持っています
また、脳のそれぞれの領域の連携を行っているのが「ニューロン(神経細胞)」と呼ばれるものになります
この「ニューロン」が網目状に脳内張り巡らされていることによって、脳内に「ネットワーク」が構築され、膨大な情報の記憶や情報処理、思考活動ができるようになっているのです
![](https://mylifewithoutregrets.com/wp-content/uploads/2022/08/6778d85c15f6754830f99970a0d0dd0f_t.jpeg)
[広告]ひとりで悩みをかかえていませんか?辛い思いをしていませんか?
悩みを打ち明けてみませんか?
ココナラでもお悩み相談を受けることができます。無料登録はこちら
大脳では何が行われている?
大脳は左右の半球に分かれていて、左半球を「左脳」、右半球を「右脳」と呼びます
大脳の表面は「大脳皮質」と呼ばれる薄い組織で覆われており、この「大脳皮質」が人間の知的活動の中枢となっています
大脳皮質には、「前頭葉」「頭頂葉」「後頭葉」「側頭葉」の全部で4つの領域があり、それぞれ異なる役割を持っています
前頭葉のはたらき
前頭葉は脳内ネットワーク全体の指揮をとっている部位で、思考・判断・創造などの高度な知的活動を担っています
前頭葉の中の「前頭前野」と呼ばれる部位では、大脳全体の活動の調整を行っています
さまざまな大脳の部位から情報を集め、それらを基に認知・実行する機能を持っているため、目的に応じて計画的に行動を決定することや、新しいものを創造することができます
また、前頭前野は喜怒哀楽の感情や意欲にも関わりがあり、快・不快・恐れなどの感情を司る「扁桃体(へんとうたい)」にも情報を送っています
前頭前野が送る情報は、大脳内のさまざまな情報を検討して判断した情報のため、「感情のコントロールを行う」という高度な役割を担っている部位ともいえます
「運動野・運動連合野」と呼ばれる部位では、全身の筋肉の動きをコントロールしており、脳幹と脊髄の運動神経に信号を送り、筋肉の動きの指令を出しています
「運動性言語野」と呼ばれる部位では、会話を行うために必要な働きを持っており、「ブローカー野」とも呼ばれます
頭頂葉のはたらき
頭頂葉の中の「頭頂連合野」と呼ばれる部位では、どこに何があるかといった空間的な位置関係を理解する働きを持っています
また、頭頂葉の中の「体性感覚野・体性感覚連合野」と呼ばれる部位では、皮膚や筋肉・関節などから伝わった触覚・痛覚・温度などを認識し判断しています
後頭葉のはたらき
後頭葉には、目で見た情報が最初に届き、それを受け取って認識・判断・記憶する働きがあります
「視覚野・視覚連合野」とも呼ばれます
側頭葉のはたらき
側頭葉の「聴覚野・聴覚連合野」と呼ばれる部位では、耳から受け取った音や言葉などの聴覚情報を認識・判断・記憶を行っています
側頭葉の「側頭連合野」では、視覚野や聴覚野から受け取った情報を統合し、色・形・音を認識しています
側頭葉の「感覚性言語野」では、聞いた言葉の意味を理解する働きを持っており、「ウェルニッケ野」とも呼ばれます
![](https://mylifewithoutregrets.com/wp-content/uploads/2022/08/6152636e009eaf8da9a4565d1a4c33e8_t.jpeg)
「右脳」と「左脳」のちがい
右脳と左脳は、ほぼ同じ大きさをしており、運動や感覚に関する働きに差はないですが、知的な働きには少し違いがあります
基本的に、左脳は言語や計算などの論理的機能を持っており、右脳は空間認識や芸術的感覚、技術作業などの直感的機能を持っている、と言われています
また、脳から全身へ走る神経が延髄で左右に交差しているため、人間の体は右脳が左半身を、左脳が右半身を動かす仕組みとなっています
[広告]ひとりで悩みをかかえていませんか?辛い思いをしていませんか?
悩みを打ち明けてみませんか?
ココナラでもお悩み相談を受けることができます。無料登録はこちら
人間の「欲求」はどこからくるの?
大脳皮質には認知・思考・判断・言語など、知的で高度な精神活動を司る役割がありました。
一方で、大脳皮質の内側にある「大脳辺縁系」と呼ばれる部位では、食欲や性欲などの欲求や、快・不快、恐怖などの無意識にわいてくる感情を司っています
大脳辺縁系は左右の脳をつなぐ脳梁(のうりょう)を取り囲むように存在し、「帯状回(たいじょうかい)」、「側坐核(そくざかく)」、「扁桃体」、「海馬」などの部位から構成されます
それぞれが違う役割を持っていますが、どれも動物が生きる上で欠かせない働きを持っており、大脳辺縁系は「動物の脳」とも呼ばれます
帯状回(たいじょうかい)のはたらき
扁桃体からの快・不快などの情報や、視床下部からの欲求をまとめて大脳皮質に伝えている
扁桃体(へんとうたい)のはたらき
快・不快や好き嫌い、恐怖など原始的な感情を司る
海馬(かいば)のはたらき
記憶に深く関係する働きを持っている
記憶を整理し、覚えておくべきものと、そうでないものを選別し、覚えておくべきものを大脳皮質へ情報として送る
側坐核(そくざかく)のはたらき
前頭前野の活動を支援し、やる気に関わっている
大脳の最も内側の構造とは?
大脳辺縁系のさらに内側には「大脳基底核」が存在します
大脳基底核では、大脳皮質と視床の間での情報を繋ぐ役割を持っています
大脳基底核は、線条体(せんじょうたい)・淡蒼球(たんそうきゅう)・視床下核・黒質などの部位から構成されます
大脳基底核での神経回路は、運動の開始と停止、運動そのものを学習する機能を持っています
まとめ
脳の働きやその全貌については、まだまだ明らかになっていないことが多くあり、とても奥が深い世界です
脳が普段どんな働きをしているのかについて、ほんの少し解説しました🌟
広告
コメント