育児と仕事の両立に悩むママナースへ〜手術室で働きながら勉強時間を確保する工夫〜

オペ看勉強まとめ
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こんにちは、オペ看めろんです。

今回のテーマは「育児と仕事の両立」
特に、手術室で働くママナースにとって、家事・育児・仕事をすべてこなすだけでも精一杯なのに、さらに「勉強」まで必要になると大きな負担を感じますよね。

私自身、子育てをしながらオペ室で働く日々を経験して、「両立って本当に難しい」と実感しました。けれども、試行錯誤しながら工夫を重ねることで、少しずつ自分らしいスタイルを見つけてきました。

今日はそんな現実をふまえながら、私自身の体験やフォロワーさんの声を交えつつ、「忙しくても勉強を続けるための工夫」について掘り下げてお話しします。

この記事では、ママナースの1日のリアルな流れから、両立が難しい理由、そして忙しい中でも実践できる勉強法までを詳しくご紹介します。
「育児と仕事を両立したいけれど時間がない」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

育児と仕事の両立が大変な理由

「育児も、仕事も、どちらも手を抜けない」
これは多くのママナースが抱える共通の悩みです。

中でも手術室は、専門知識や技術を日々学び続けなければなりません。

そこに育児が加わると、両立が難しくなる理由は明確です。

  1. 家事・育児・仕事のトリプル負担
    朝から晩までフル稼働。帰宅しても子どもが待っており、休む暇がない。
  2. 睡眠不足と体力不足
    夜泣きや発熱対応で眠れず、翌日も仕事。疲れで勉強どころではない。
  3. まとまった時間がない
    子どもの世話をしていると、机に向かう時間がほぼ確保できない。
  4. 精神的なプレッシャー
    「母としてもナースとしても頑張らなきゃ」と自分を追い込み、気づけば心が疲れてしまう。

つまり「両立が難しい」と感じるのは当然のこと。努力不足ではなく、環境的に大変だからなのです。

ママナースの1日 ― 退勤から翌朝までのリアル

ここで、ある1日の流れを覗いてみましょう。

17:30 退勤

ようやくオペが終わって時計を見ると、もう17時半。仕事をやりきった達成感を感じる間もなく、頭をよぎるのは「保育園に間に合うかな…」という焦りです。

18:00 保育園お迎え

子どもの顔を見るとホッとしますが、同時に夕飯・お風呂・寝かしつけという“母としての次のシフト”がスタート。

18:30 夕食準備

仕事終わりで体はクタクタ。でも冷蔵庫を開けて急いで夕飯を作ります。「今日は簡単に済ませよう」と割り切る日もあれば、「栄養をつけてあげたい」と頑張りすぎて疲れ果てる日も。

19:00 夕食

せっかく作ったご飯を「いらない!」と拒否されることもあり、心が折れそうになる瞬間も…。

20:00 お風呂・寝かしつけ

子どもと一緒に入浴して、寝かしつけ。ところが「やっと寝た!」と思った矢先に泣き声で呼ばれることも。

21:30 ようやく自由時間?

片付けや洗濯を終えた頃にはもう21時半。ここでやっと「勉強しようかな」と思うけれど、ソファに座った瞬間にウトウト…。

23:00 気づいたら寝落ち

「机に向かうぞ」と意気込んでも、気づけば教科書を枕代わりにして寝てしまっている…。

翌朝5:30 起床

アラームと同時に慌ただしい朝がスタート。お弁当や朝食の準備、子どもの支度、自分の準備を並行して行い、時間との戦いが再び始まります。

——こうした毎日を過ごす中で、「勉強する時間なんて取れるわけない」と思ってしまうのは自然なことです。

フォロワーさんからの相談

実際にいただいた声を紹介します。

「育休から復帰して手術室に配属されました。3歳の子どもを育てながら働いていますが、家事や育児に追われて勉強の時間がなかなか取れず、どう効率よく勉強していけばいいのか悩んでいます。」

これは本当に多くのママナースが直面する悩みです。
オペ室は専門性が高く覚えることも膨大。なのに家庭に帰れば母親としての役割が待っている…。その板挟みの中で「勉強したいのにできない」と自分を責めてしまう方も少なくありません。

実は、私自身も同じように苦しみました。帰宅後に机に向かうつもりが、気づけば寝落ち。翌朝「あぁ、またできなかった…」と落ち込むこともしょっちゅうありました。

両立のカギは「考え方を変えること」

私が学んだのは、次の3つの考え方でした。

  1. 時間ではなく“仕組み”で勉強する
  2. 「後でまとめてやろう」は続かない
  3. 隙間時間を積み重ねれば十分

勉強は時間の長さよりも“仕組み”を整えることが大切です。

「まとまった時間が取れないから無理」と思うこともありますよね。ですが、短くても効率的に取り組める方法を作るだけで、確実に知識は身についていきます。

例えば現場で分からないことがあれば、その場で簡単にメモしたり、すぐに先輩に質問したりするだけでも十分です。

後回しにしてまとめようと思うと、忘れてしまったり、結局手が付けられなくなったりしてしまいます。そのため「後でまとめてやろう」はあまりおすすめできません。

育児と仕事を両立しながらできる勉強法

私が実際に取り入れて効果的だった方法を4つご紹介します。

1. 現場で完結させる

「先輩に聞きにくいから、後でゆっくり調べよう」「今の単語、聞きなれない単語でよく分からないけど、後でスマホで調べれば出てくるかな?」と後回しにすると、分からないことは次から次へと振ってきて、「後で調べなければならないこと」がどんどん積み重なっていき、パンクしてしまいます。

不明点は、できるだけその場で解決していくことがカギです。

2. 隙間時間を使う

  • 通勤中に手術手順をスマホで確認
  • 洗濯物を畳みながら音声教材を流す
  • 子どもが遊んでいる横で5分だけ勉強

子どもが寝たあとに5分だけスマホで復習したり、手術手順書をスマホの写真で撮影しておき、通勤中に確認したり。さらに、YouTubeや動画音声で学習できるものは“ながら勉強”するのもおすすめです。洗濯物を畳みながら聞いたり、通勤中に聞くだけでも、意外と知識が積み上がります。

3. 完璧を求めない

「今日は1ページだけ」でOK。

勉強できない日も、自分を責めないことが続けるコツ。

4. 家族・仲間を味方にする

パートナーに協力をお願いする。仲間と勉強内容をシェアする。孤独にならないことでモチベーションが続きます。

実践している具体的な工夫

私が取り入れている工夫を、具体的に4つご紹介します。

① 現場で解決する

わからないことは後回しにせず、その場で質問・メモ。清書ノートにこだわらず、現場で書いたメモをそのまま知識の土台にしました。

② 隙間時間勉強法

  • 通勤中にスマホで手術手順を確認
  • 洗濯物を畳みながら音声教材を聞く
  • 子どもが遊んでいる間に5分だけ動画を見る

「ながら学習」を徹底することで、勉強時間を“生み出す”のではなく“生活に組み込む”感覚を持てるようになりました。

③ 無理しない

完璧を目指さず、「今日は1ページだけ」でOK。勉強できなかった日があっても「また明日やればいい」と割り切るようにしました。

④ 家族や環境を味方につける

パートナーに協力をお願いしたり、同じママナースと勉強内容を共有したり。孤独にならず、仲間と励まし合うことで気持ちが軽くなります。

私のリアル体験談

私は新卒から手術室で働き、育休復帰後も同じ部署に配属されたのですが、それでも正直、毎日が大変です。

そもそも「育児」が初めての経験だった上に、仕事と育児を同時にこなすこと自体が未知の世界。最初は何をしても手探りで、「これで良いのかな…」と悩むことばかりです。

今、私は2歳の子どもを育てながら仕事をしていますが、毎日がもがきの連続で、思うように家事や勉強も進まないことなんて、日常茶飯事です。でも、そんな日々の中でも、少しずつ自分なりのリズムや工夫が見えてきました。


例えば、子どもが遊んでいる横で10分だけ参考書を開いたり、メモした内容を次の日の朝にサッと見直す。たったそれだけでも、「今日も少し進めた」という達成感を持つことができたんです。

勉強の仕方に正解はありません。自分なりのやり方を模索しながら、少しずつ積み重ねていけば必ず力になります。

まとめ ― ママナースに届けたいメッセージ

忙しい毎日の中で勉強を続けるためのポイントは、次の3つです。

  1. 疑問はその場で解決
  2. 隙間時間を活用して小さく積み重ねる
  3. 無理せず、完璧を求めない

さらに、家族や仲間を味方につけることができれば、負担はぐっと軽くなります。

「私には無理かも…」と思う瞬間もあるかもしれません。でも、勉強できなかった日があってもいい。大切なのは少しずつでも前に進むこと。そして「一人じゃない」と思えることです。

同じように悩みながらも工夫して頑張っている仲間が必ずいます。
だからどうか焦らず、自分のペースで進んでいってください。

あなたの努力は、必ず未来の自分を支える力になります。

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