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こんにちは、オペ看めろんです。
今回のテーマは「育児と仕事の両立」
特に、手術室で働くママナースにとって、家事・育児・仕事をすべてこなすだけでも精一杯なのに、さらに「勉強」まで必要になると大きな負担を感じますよね。
私自身、子育てをしながらオペ室で働く日々を経験して、「両立って本当に難しい」と実感しました。けれども、試行錯誤しながら工夫を重ねることで、少しずつ自分らしいスタイルを見つけてきました。
今日はそんな現実をふまえながら、私自身の体験やフォロワーさんの声を交えつつ、「忙しくても勉強を続けるための工夫」について掘り下げてお話しします。
この記事では、ママナースの1日のリアルな流れから、両立が難しい理由、そして忙しい中でも実践できる勉強法までを詳しくご紹介します。
「育児と仕事を両立したいけれど時間がない」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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育児と仕事の両立が大変な理由
「育児も、仕事も、どちらも手を抜けない」
これは多くのママナースが抱える共通の悩みです。
中でも手術室は、専門知識や技術を日々学び続けなければなりません。
そこに育児が加わると、両立が難しくなる理由は明確です。
- 家事・育児・仕事のトリプル負担
朝から晩までフル稼働。帰宅しても子どもが待っており、休む暇がない。 - 睡眠不足と体力不足
夜泣きや発熱対応で眠れず、翌日も仕事。疲れで勉強どころではない。 - まとまった時間がない
子どもの世話をしていると、机に向かう時間がほぼ確保できない。 - 精神的なプレッシャー
「母としてもナースとしても頑張らなきゃ」と自分を追い込み、気づけば心が疲れてしまう。
つまり「両立が難しい」と感じるのは当然のこと。努力不足ではなく、環境的に大変だからなのです。
ママナースの1日 ― 退勤から翌朝までのリアル
ここで、ある1日の流れを覗いてみましょう。
17:30 退勤
ようやくオペが終わって時計を見ると、もう17時半。仕事をやりきった達成感を感じる間もなく、頭をよぎるのは「保育園に間に合うかな…」という焦りです。
18:00 保育園お迎え
子どもの顔を見るとホッとしますが、同時に夕飯・お風呂・寝かしつけという“母としての次のシフト”がスタート。
18:30 夕食準備
仕事終わりで体はクタクタ。でも冷蔵庫を開けて急いで夕飯を作ります。「今日は簡単に済ませよう」と割り切る日もあれば、「栄養をつけてあげたい」と頑張りすぎて疲れ果てる日も。
19:00 夕食
せっかく作ったご飯を「いらない!」と拒否されることもあり、心が折れそうになる瞬間も…。
20:00 お風呂・寝かしつけ
子どもと一緒に入浴して、寝かしつけ。ところが「やっと寝た!」と思った矢先に泣き声で呼ばれることも。
21:30 ようやく自由時間?
片付けや洗濯を終えた頃にはもう21時半。ここでやっと「勉強しようかな」と思うけれど、ソファに座った瞬間にウトウト…。
23:00 気づいたら寝落ち
「机に向かうぞ」と意気込んでも、気づけば教科書を枕代わりにして寝てしまっている…。
翌朝5:30 起床
アラームと同時に慌ただしい朝がスタート。お弁当や朝食の準備、子どもの支度、自分の準備を並行して行い、時間との戦いが再び始まります。
——こうした毎日を過ごす中で、「勉強する時間なんて取れるわけない」と思ってしまうのは自然なことです。
フォロワーさんからの相談
実際にいただいた声を紹介します。
「育休から復帰して手術室に配属されました。3歳の子どもを育てながら働いていますが、家事や育児に追われて勉強の時間がなかなか取れず、どう効率よく勉強していけばいいのか悩んでいます。」
これは本当に多くのママナースが直面する悩みです。
オペ室は専門性が高く覚えることも膨大。なのに家庭に帰れば母親としての役割が待っている…。その板挟みの中で「勉強したいのにできない」と自分を責めてしまう方も少なくありません。
実は、私自身も同じように苦しみました。帰宅後に机に向かうつもりが、気づけば寝落ち。翌朝「あぁ、またできなかった…」と落ち込むこともしょっちゅうありました。
両立のカギは「考え方を変えること」
私が学んだのは、次の3つの考え方でした。
- 時間ではなく“仕組み”で勉強する
- 「後でまとめてやろう」は続かない
- 隙間時間を積み重ねれば十分
勉強は時間の長さよりも“仕組み”を整えることが大切です。
「まとまった時間が取れないから無理」と思うこともありますよね。ですが、短くても効率的に取り組める方法を作るだけで、確実に知識は身についていきます。
例えば現場で分からないことがあれば、その場で簡単にメモしたり、すぐに先輩に質問したりするだけでも十分です。
後回しにしてまとめようと思うと、忘れてしまったり、結局手が付けられなくなったりしてしまいます。そのため「後でまとめてやろう」はあまりおすすめできません。
育児と仕事を両立しながらできる勉強法
私が実際に取り入れて効果的だった方法を4つご紹介します。
1. 現場で完結させる
「先輩に聞きにくいから、後でゆっくり調べよう」「今の単語、聞きなれない単語でよく分からないけど、後でスマホで調べれば出てくるかな?」と後回しにすると、分からないことは次から次へと振ってきて、「後で調べなければならないこと」がどんどん積み重なっていき、パンクしてしまいます。
不明点は、できるだけその場で解決していくことがカギです。
2. 隙間時間を使う
- 通勤中に手術手順をスマホで確認
- 洗濯物を畳みながら音声教材を流す
- 子どもが遊んでいる横で5分だけ勉強
子どもが寝たあとに5分だけスマホで復習したり、手術手順書をスマホの写真で撮影しておき、通勤中に確認したり。さらに、YouTubeや動画音声で学習できるものは“ながら勉強”するのもおすすめです。洗濯物を畳みながら聞いたり、通勤中に聞くだけでも、意外と知識が積み上がります。
3. 完璧を求めない
「今日は1ページだけ」でOK。
勉強できない日も、自分を責めないことが続けるコツ。
4. 家族・仲間を味方にする
パートナーに協力をお願いする。仲間と勉強内容をシェアする。孤独にならないことでモチベーションが続きます。
実践している具体的な工夫
私が取り入れている工夫を、具体的に4つご紹介します。
① 現場で解決する
わからないことは後回しにせず、その場で質問・メモ。清書ノートにこだわらず、現場で書いたメモをそのまま知識の土台にしました。
② 隙間時間勉強法
- 通勤中にスマホで手術手順を確認
- 洗濯物を畳みながら音声教材を聞く
- 子どもが遊んでいる間に5分だけ動画を見る
「ながら学習」を徹底することで、勉強時間を“生み出す”のではなく“生活に組み込む”感覚を持てるようになりました。
③ 無理しない
完璧を目指さず、「今日は1ページだけ」でOK。勉強できなかった日があっても「また明日やればいい」と割り切るようにしました。
④ 家族や環境を味方につける
パートナーに協力をお願いしたり、同じママナースと勉強内容を共有したり。孤独にならず、仲間と励まし合うことで気持ちが軽くなります。
私のリアル体験談
私は新卒から手術室で働き、育休復帰後も同じ部署に配属されたのですが、それでも正直、毎日が大変です。
そもそも「育児」が初めての経験だった上に、仕事と育児を同時にこなすこと自体が未知の世界。最初は何をしても手探りで、「これで良いのかな…」と悩むことばかりです。
今、私は2歳の子どもを育てながら仕事をしていますが、毎日がもがきの連続で、思うように家事や勉強も進まないことなんて、日常茶飯事です。でも、そんな日々の中でも、少しずつ自分なりのリズムや工夫が見えてきました。
例えば、子どもが遊んでいる横で10分だけ参考書を開いたり、メモした内容を次の日の朝にサッと見直す。たったそれだけでも、「今日も少し進めた」という達成感を持つことができたんです。
勉強の仕方に正解はありません。自分なりのやり方を模索しながら、少しずつ積み重ねていけば必ず力になります。
まとめ ― ママナースに届けたいメッセージ
忙しい毎日の中で勉強を続けるためのポイントは、次の3つです。
- 疑問はその場で解決
- 隙間時間を活用して小さく積み重ねる
- 無理せず、完璧を求めない
さらに、家族や仲間を味方につけることができれば、負担はぐっと軽くなります。
「私には無理かも…」と思う瞬間もあるかもしれません。でも、勉強できなかった日があってもいい。大切なのは少しずつでも前に進むこと。そして「一人じゃない」と思えることです。
同じように悩みながらも工夫して頑張っている仲間が必ずいます。
だからどうか焦らず、自分のペースで進んでいってください。
あなたの努力は、必ず未来の自分を支える力になります。
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